グローバリズムの終焉

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G7の多くが自国の利益を最優先する自国ファーストの道を歩み始めている。大航海時代から、列強国は国境を越えて海外から資本を収集した。民主主義と資本主義が相互に補完し、生産効率を上げれたのはオイルショックまでだ。

今では、全世界の成長が止まり、民主主義と資本主義の両立ができなくなった。これは、グローバリゼーションの限界だ。安く仕入れて高く売る資本主義国は、次々と海外の未開拓地へ市場を広げた。ところが現在は、地球上に未開拓の地域を見つけることは、不可能になってきた。

中国、インドなどの新興国には、経済成長の余地がありそうだが、そうは簡単にいかない。日本の高度経済成長期とは、事情が違う。日本の高度経済成長期には、海外に市場があった。日本の7~8倍の人口を持つ輸出相手国があり、高く売れる相手が多数存在した。

しかし、現在は、どの国を見回してもモノが溢れている。新興国が市場を開拓しようとしても、市場は、もう飽和状態である。グローバル化の限界が見え、これ以上の拡大成長は見込めない。
そのために、各国は保護主義色を強め、ウチに閉じこもろうとしている。好む好まないに関わらず、世界が自国ファーストへと向かう潮流は止まらない。
ところが、アベノミクスだけが、まだグローバリズムに囚われていた。遅れてまんな。未だに

エンジンオイル、OEM仲間の経営塾より

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