『今さら他人には聞けない疑問650』

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〇母の日が生まれた経緯五月の第二日曜日の「母の日」は、アメリカからはいってきた習慣である。アメリカの少女が、亡くなった母親の命日にパーティーを開き、母を偲んだ。そのときに、霊前に白いカーネーションの花を供えたのが、そもそもの始まりだった。このとき、カーネーションの花が選ばれたのは、花言葉が「母の愛」だから。アメリカではカーネーションの花を子供が胸につける。一方、日本ではお母さんにプレゼントすることになった。これは、日本の花屋さんの販売戦略で、胸につけるのでは一本しか売れないが、母親へのプレゼントなら花束として売れるからだ

〇郵便貯金法第29条に「権利の消滅」という条項がある。内容は、通常貯金は最後に利用したときから10年、定額貯金の場合は満期から10年、まったく利用がなかったときは、ともに権利が消滅。つまり、時効となって、郵便局に預けたお金は国に没収されてしまう

〇大型のカレンダーはネコはイヌの1.5倍程度の売れ行きだが、小型のカレンダーになると、ネコカレンダーはイヌカレンダーの3倍も売れる〇美容院で切られた髪のその後は?人間の髪の毛は、意外なところで利用されている。まずは、毛芯。紳士服の襟の芯には、他よりも硬い生地がはいっているが、この生地には、羊毛、綿、ポリエステルと一緒に、髪の毛が混ぜられているのだ。また、髪を電気分解すると、システインという物質が取り出せる。このシステインは、髪を傷めないパーマとして人気の高いシステイン・パーマの原料になる。また、気道改善剤や肝臓薬にも利用されている。さらに、髪の毛はタンパク質でできているため、分解すると20種類のアミノ酸になる。このアミノ酸は、うまみの素であり、化学調味料やだしの素、麺類のつゆの素にも使われている

〇その昔、ヨーロッパでは「ボタン付きシャツ」のように、洋服屋が手間ひまかけて縫う衣服を着られる女性は、上流階級のご婦人だけに限られていた。そういう女性たちは自分で衣服を着ることはせずに、召使たちに着せてもらった。そのため、女性のシャツのうちあわせは、召使がボタンをかけるのに便利なように「左前」につくられたのである〇日本の民法では、養親と養子の結婚は禁じられており、かりに養子縁組を解消したとしても、一生ふたりは結婚できない〇地下鉄に勾配が多いのは、電力節減のためだ。駅と駅の間にゆるい谷間をつくることで、駅を発車した電車が、坂を下る惰性でスピードを上げ、その勢いで坂を登り、次の駅に到着するように、地下鉄は設計されている

エンジンオイル、OEM仲間の経営塾より

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