『自分を変える89の方法』

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スティーヴ・チャンドラー

私はアーノルド・シュワルツェネッガーとランチをともにしたことがある。あれは1976年のことで、シュワルツェネッガーはまだ無名だった。当時の私は、地元紙『ツーソン・シティズン』でスポーツコラムを書いていた。シュワルツェネッガーに1日密着し、日曜版に彼の紹介記事を書く。それが私の仕事だった。

私も、彼のことはまったく知らなかった。取材を引き受けたのは、仕事だからだ。気乗りのしない取材だったが、終わってみれば生涯忘れられない体験になった。ランチの時間も彼と同席した私は、何気なくこんな質問をした。

「ボディビルの世界は引退したわけですが、次の目標は何でしょう?」シュワルツェネッガーは、落ち着き払った声で淡々と答えた。「ハリウッドで、もっとも稼ぐスターになるつもりです」私は、あからさまに驚いた顔はしないように努力した。もちろん内心は驚いたし、おかしくもあった。だいたい彼が初めて出演した映画は興行的には大失敗だったのだ。

彼の言葉にはきついオーストリア訛りがあるし、それにあのボディビルダーの筋肉だ。彼は、ハリウッドスターのイメージにはほど遠かった。私はなんとか落ち着きを装うと、今度はこう質問した。「それでは、ハリウッドのトップスターになるための具体的な計画はありますか?」「ボディビルの世界と同じですよ」と彼は説明した。「まずは、なりたい自分のビジョンを描くこと。次はあたかもそれが実現したかのようにふるまえばいいだけです」拍子抜けするほどシンプルな計画だ。シンプルすぎて、意味などないようにも思えた。

しかし私は、その言葉をノートに書き留めた。そして、ずっと忘れなかった。のちにシュワルツェネッガーは、インタビューで言った目標を達成する。『ターミネーター2』の大ヒットで、彼は世界でもっとも客を呼べるスターになったのだ。

テレビでそのニュースを聞いた瞬間のことを、私はずっと忘れないだろう。あれ以来、私は「なりたい自分のビジョンを描く」という方法を、自分のやる気を高めるツールにしている。さらに工夫を加え、企業セミナーでも活用してきた。ポイントは“自分で描く”ということだ。ビジョンは誰かから与えられるのを待つのではなく、自発的に作り出したものでなければならない。

ビジョンがある人生とは「毎朝、目覚める理由がある人生」とも言える。ビジョンの力で、あなたは毎朝、前向きな気持ちを感じられるようになるのである。なりたい自分のビジョンは、今すぐ作ることができる。先延ばしにしてはいけない。今すぐ作ってしまおう。気に入らなければ、後からいつでも変えることができる。

エンジンオイル、OEMの仲間の勉強塾より

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『こころのチキンスープ 7』

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ジャック・キャンフィールド

去年のクリスマスはとてもつらかった。家族も親友も、はるか遠い故郷のフロリダにいた。私は一人、寒いカリフォルニアで働き続け、体調も崩していた。私の職場は、航空会社のチケットカウンター。その日はクリスマス・イブ。私は昼夜のダブルシフトをぶっとおしで勤務していたが、夜も九時をまわり、内心みじめでならなかった。

当番のスタッフは2,3人いたものの、乗客の姿はまばらだった。「次のお客様、どうぞ」カウンター越しに声をかけると、柔和な顔をした老人が杖をついて立っているのが見えた。老人がそろりそろりとカウンターまで歩いてくると、聞き取れないほどの小声でニューオリンズまで行きたいと言った。

「今夜は、もうそっちへ行く便がありません。明日までお待ちいただくことになりますが」と言うとその老人はとても不安げな顔になった。「予約はしてあるのですか」「いつ出発のご予定だったのですか」などと聞いてみたが、聞けば聞くほどいよいよ困った様子で、ひたすら「ニューオリンズに行けって言われたから」と繰り返すばかり。

そのうち、いくつかのことが分かってきた。老人はクリスマス・イヴだというのに、義理の妹に「身内のいるニューオリンズに行きなさい」と車に乗せられ、この空港の前で下ろされたらしい。彼女は老人に現金をいくらか持たせ、「中へいってこれで切符を買いなさい」と言って立ち去ったのだ。

私が「明日もう一度来ていただけますか」と聞くと、「妹はもう帰ってしまったし、今晩泊まるところもない。このまま、ここで待つことにします」と言った。これを聞いて、私は自分が恥ずかしくなった。私はクリスマスの夜にひとりぼっちのわが身を憐れんでいた。

でも、クラレンス・マクドナルドという名の天の使者が、こうして私の元につかわされ、ひとりぼっちとはどういうことか、本当の孤独とはどんなものかを教えてくれている。私の胸は痛んだ。

私はただちに「ご安心ください。万事うまくやってあげますからね」と彼に伝え、顧客サービス係に明朝一番の便を予約してもらった。航空運賃も年金受給者用の特別割引にし、差額は旅費の足しにしてあげることができた。一方、老人はくたびれ果てて立っているのも辛そうだ。

「大丈夫ですか」とカウンターの向こうに回ってみると、片脚に包帯を巻いている。こんな脚で、衣類をぎっしり詰め込んだ買い物袋を下げて、ずっと立ちつくしていたのだ。私は車椅子を手配し、みんなで老人をその車椅子に座らせたが、見ると足の包帯に少し血がにじんでいる。「痛いですか」と聞くと、老人は「心臓のバイパス手術をしたばかりでね。そのために必要な動脈を脚から取ったんだよ。」なんということだ!老人は心臓のバイパス施術を受けたばかりの体で、付き添いもなく、たった一人で!

こんな状況に出くわしたのは初めてだった。何をしてあげたらいいのだろう。私は上司の部屋に行き、どこかに老人を泊めてあげてほしいと相談した。上司はすぐさま、ホテル一泊の宿泊券と夕食と朝食の食事券を出してくれた。カウンターに戻った私は、ポーターにチップを渡して「この方を階下までお連れして、シャトルバスに乗せてあげて」と頼んだ。車椅子の彼の上に身をかがめて、ホテルのこと、食事のこと、旅の段取りをいまいちど説明しながら、彼の腕をとんとんと叩いて励ました。

「すべて上手くいきますからね。」いざ出ていく段になると、老人は「ありがとう」と頭を下げて、泣き出した。私ももらい泣きしてしまった。

後になって、上司の部屋に礼を言いに戻ると、彼女はほほえんでいった。「いいわねえ、こういう話。その人は、あなたのためにやってきたクリスマスの使者だったのよ。」《レイチェル・ダイヤ―・モントロス》

エンジンオイル、OEMの仲間の勉強塾より

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『武田鉄矢とコンプレックス』

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俳優で歌手の武田鉄矢さんが売れなかった頃の話です。
武田さんは、子どものころからコンプレックスの塊でした。
貧しいタバコ屋の息子で、服はいつも同じ物。胴長、短足。
高校時代のあだ名は「バケモノ」。女の子にモテるわけがありません。

大学を出て、仲間と海援隊というバンドを結成。
自らの半生と母への思いを歌った「母に捧げるバラード」が大ヒットしますが、その後は不遇の時代が続きます。
生活は逼迫し、才能に疑問を感じ、
いつもコンプレックスに悩まされていました。

そんな武田さんが、コンプレックスとのつき合い方を学んだのは、
高倉健主演の『幸福の黄色いハンカチ』という映画に出演し、
山田洋二監督からしごかれたのがきっかけです。
下痢をして、ディッシュペーパーをもっていくシーンがありました。
武田さんは、おしりを押さえて一所懸命に走る演技をします。
おかしさのあまり、まわりの人はワッと笑いました。
ところが、山田監督からは君のいまの演技には下品な心があると注意されます。そのシーンのやり直しが、15~6回も続くと、
さすがに武田さんはひとり落ち込みました。
日頃のコンプレックスが噴出してきて、
また明日撮影所にいかなければと思うと、怖くて毎晩酒を飲みました。

そんなとき、尊敬する高倉健さんから声をかけられました。
「おまえはいいな。監督はずっとおまえしか見ていない。
監督ってのは、伸びるからしごくんだよ」
武田さんは、健さんのこの言葉に救われます。

「僕にとってコンプレックスは吹き飛ばすというより、
上手につきあっていくものです。
片方の天秤にコンプレックスがあり、もう一方の天秤にうれしい想い出を積み、バランスをとる生き方をつかんだのです」
武田さんは、健さんのやさしくうれしい言葉をもう片方の天秤にのせて
立ち直り、この役を見事に演じきったのです。

高倉健「愛の反対は、無関心。関心を持つことは愛だと思います。はい。」
マザー・テレサも同じことを言っている。まったく関心がなければ、
人は人を無視する。
「関心を持つことは愛」厳しく叱責されたり、しごかれたとき、
そう思えたら少し心が楽になる。健さんのやさしさが心に沁みますね。

エンジンオイル、OEMの仲間の勉強塾より

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『VAN 石津謙介の生きかた、遊びかた』

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僕は平気で年齢のことを話すので、会う人のほとんどが、
「えっ、本当ですか?」と驚いた顔を見せ、
その次に必ず、「お若いですね」とくる。
僕は、この言葉が嫌いである。
言う方は、お世辞かお愛想か、あるいは本当に呆れ返っているのかは
知らないが、
言われた方が、「てやんでぇ、若い訳があるはずないだろう。
こちとら80半ばを過ぎた正真正銘の爺さんだ」と啖呵の一つも切りたくなる。
自分が高齢者であることは、誰よりも自分自身がよく知っている。

高齢者にとって、いちばん重要な問題は「健康」である。
いくら長生きしようと、健康でなければ、豊かな人生の四毛作目の収穫を
得ることはできない。
僕がこの年齢になって、まがりなりにも仕事をし、
人生の四毛作目を享受できるのも、体と精神が健康だからである。
健康だからこそ、まだまだ世のために尽くすことができる。
僕は、今の健康を、もし、神が存在するのであれば神に感謝をささげたい。

また、人からよく、「長生きの秘訣は何ですか?」と聞かれるが、
僕自身、長生きを美徳とは考えていない。
不遜な言い方で、誤解を受けることもあるが、
僕の死に対するモットーは“丈夫で早死に”である。
要は、人生やるべきことをし終えたら、
なるべく早く若い人たちに後を譲りたい。
けれど、このモットーも、こう長生きしちゃ、意味をなさなくなりつつある。

長生きの秘訣という問題を真剣に考えてみた。そこで考えついたのが、
人間のストレスを生み出す根元の「執着心」と「欲」を捨て去ることである。
つまり、僕にとって、現在の年齢まで大病もせず、
まがりなりにも生きてこられたのは、
ストレスを適当に発散させる能力が自身に備わっていたからではないかと思う。要するに、人間、“いかにストレスを少なくするか”が、
若い人にとっても、高齢者にとっても、
快適な生活を送るための最重要課題なのである。

もう一つは、常に頭に栄養素を送ることである。
頭の栄養素とは、さまざまな情報のこと。
毎日、克明に新聞を読み、雑誌を読み、評判になっている本を読み、
さらにテレビを見、いろいろな人に会って、あらゆる情報を頭に詰め込み、
その後、情報を僕なりに選り分けて整理する。
この作業が「思考の動脈硬化」を防いでくれるのである。
好奇心を旺盛に保つのである。

「思考の動脈硬化」とは、今まで自分が体験してきたスタンダードを
後生大事に守る。そして新しいものや情報を、
そのスタンダードによってのみ判断することである。
僕は、それがいちばん恐ろしい。

さらに、腰の軽さも重要なファクターだ。
僕は、面白いことがあったり、美味しいものがあると聞けば、
すぐにすっ飛んでいく。その意味ではいたって腰の軽い男である。
人は、高齢者の仲間に入ると、極端に事を起こすのが億劫になるというが、
おかげさまで、僕の辞書に「億劫」という文字はない。

自分のことは自分でやるというのもいい。僕
は、たいがいのことは自分でやってのける。
年齢を重ねる毎に、他人との接触が億劫になるという人がいるが、
僕は、逆に人と会うのが楽しくて仕方がない。

ただし、同じような年代の人とは、よほど気の合った人でない限り、
会いたくない。というのは、ある年齢を超えた人々の集団の話題は、
ほとんど病気の話と家族に関する愚痴ばかりで、気が滅入ることはなはだしい。老人たちは毎日、病院かゲートボール場で、
そんな話をくり返しているらしく、
それではストレスが逆にたまって仕方がないと思う。
僕は、そのような場所に出入りすることは願い下げにしていただいている。

ところで、「忘年」という言葉をご存知だろうか?
そう、あの忘年会の「忘年」である。
一般には、その年の憂き辛さを忘れて、
楽しく騒ぐという意味にとられているが、実は違う。
本来は、「忘年の友」の「忘年」で、つまり年齢の差など忘れ去って、
親しく友として交わるという意味である。
そして、高齢者には、この「忘年の友」、
つまり異なったジェネレーションの話し相手が、ぜひとも必要なのである。
若い人の考え方や、自分とは違う業種の人々の話を聞くと、
「思考の動脈硬化」が薄れていき、常に頭脳に新鮮な刺激を与えることになる。特に、相手が異性であれば、他にもっと違った刺激が与えられるはずだ。
新しい友を探しに外へ出かける積極性もまた、長生きの秘訣の一つであある。

エンジンオイル、OEMの仲間の勉強塾より

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DIYテロ

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イスラム過激派組織、イスラム国が新たなリクルートを本格化している。各国の治安当局の捜査網をかいくぐる為だ。

「特殊技能、訓練不要」の単独テロの指南は、マニュアル化されている。大手SNSや検索サイトで簡単に見る事が出来る。すでに「DIY(日曜大工)テロ」との呼称もついている。

たとえば、大型トラックで大量殺戮を行う方法。「ダブルタイヤ」で「積荷満載」の大型トラックなら、何にぶつかっても壊すことができる。こうした大型トラックを盗んで、街頭の市場、お祝いの行事や政治集会、パレードに突っ込む。

それが、大量殺戮の手っ取り早くて、もっとも確実な方法だ。殺戮マニュアルをネット公開する決定的な利点は、それまで全くテロ組織と関係が無かった人間を、無差別テロに駆り立てられることだ。

単独で、誰の助けも借りずに行動に移す「ローンウルフ(一匹狼)」には
最高のマニュアルだ。
手間のかかる爆弾作りではなく、手軽に誰でも実行可能な手法ばかりが紹介されている。

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英雄に必要なもの

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司馬遼太郎、竜馬がゆくより

「豊臣秀吉も徳川家康も、だまっていてもどこか愛嬌のある男だった。
明智光秀は智謀こそその二人より優れていたかもしれないが、
人に慕われ寄られる愛嬌がなかったために天下をとれなかった。

英雄とは、そうしたものだ。
たとえ悪事を働いても、それがかえって愛嬌に受けとられ、
ますます人気のたつ男が、英雄というものだ。竜馬にはそういうところがある。

「ああいう男とけんかするのは、するほうが馬鹿だし、仕損さ」
「竜馬は英雄ですか」
「においはあるな」
「しかし、彼には学問はありませぬ」
「もろこしの項羽は、文字は名を記すれば足る、」と言った。

英雄の資質があれば、それで十分さ。
書物などは学者に読ませておいてときどき話させ、
よいと思えばそれを大勇猛心をもって実行するのが英雄だ。
なまじい学問などをやりすぎれば、英雄がしなびてくる」

竜馬も、ニコニコした。その笑顔が、ひどく愛嬌があり、
(おお、みごとな男じゃ)と西郷は思った。
漢(おとこ)は愛嬌こそ大事だと西郷は思っている。
鈴虫が草の露を慕うように万人がその愛嬌に慕い寄り、いつのまにか人を動かし世を動かし、大事をなすにいたる、と西郷は思っている。

もっとも、西郷の哲学では、愛嬌とは女の愛嬌ではない。
無欲と至誠からにじみ出る分泌液だと思っている。

エンジンオイル、OEMの仲間の勉強塾より

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ゼロ戦の最強神話

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日米の当時の兵器を比べてみる。
日本陸軍の兵隊を見ると、衣服から小銃、機関銃その他の個人装備のほとんどすべてが質的に劣っていた。
歩兵のみならず、戦車や大砲も含めた火力も、日本が劣っていた。
ジープやトラックで機械化された兵站(補給能力)についても、雲泥の差があった。

航空機でも、それは同様だった。
ゼロ戦の圧倒的な優位性は、開戦から、せいぜい半年で終わっていた。
開戦当時の日本海軍のパイロットの技量は、世界最高の水準だった。
ベテランたちは、混戦の中でも大局を掴んで、最大の効果を生む術を知っている。
軽快な操縦性を持つゼロ戦は、良くも悪くも個人の力量をフルに発揮できた。
その反面、パイロットの力量に依存せねばならない戦闘機だった。

ゼロ戦の空冷星型14気筒950馬力の「栄」エンジンは、
アメリカのプラット&ホイットニー社の技術を使っている。
プロペラは、米ハミルトン社のライセンス品。
機関砲は、スイスのエリコン社のライセンス品。
無線帰投装置も米国製。海外製品のコピーを集めて作られていた。

エンジンの潤滑に必要なオイルは、作れなかった。
米国製品のストックが無くなったら、お終い。
再生油を使ったが、エンジンの性能は低下した。
大戦の後半に至るまで、ゼロ戦の防弾装備は無かった。
パイロットの育成には、手間と時間がかかる。
この為に、米軍機は飛行性能を落としてでも、
防弾装備をつけてパイロットの命を守っている。

日本軍機は、一撃で簡単に火を噴くことから、「ワンショット・ライター」と敵味方から揶揄されていた。
徹底した軽量化で極限までの運動性能を追求したゼロ戦も、甚だしく人命を軽視した戦闘機だった。
大戦中期以降になると、高高度性能、急降下性能などの機体性能が著しく米軍機より劣ってきた。
米軍機のエンジンは、ゼロ戦の2倍の馬力を持つようになった。
無線通信能力が劣っており、編隊空戦は困難だった。
レーダーとも連携できなかった。
様々な面で見劣りするようになり、
緒戦の無敗神話は、完全に色あせてしまった。

ゼロ戦は、最高でも最強でもなかった。しかし、極めて日本的な戦闘機だった。ちっぽけな島国が、大国と戦争しようと思うなら、他を犠牲にしてでも、最大限の性能を引き出さねばならない。
パイロットの錬度も極限に高めて、乾坤一擲、短期決戦で勝負を決めるしかなかった。
その意味では、ゼロ戦は最適解の一つだった。
日本海軍は、長期戦など想定していなかった。

エンジンオイル、OEMの仲間の勉強塾より

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家族は血縁で結ばれるが、その核になる関係は、血縁ではない。
核は、赤の他人同士の出会いによって生まれる。
血縁の核には、血縁ならざるモノが組み込まれている。
これこそ、根源的な縁である。

一人の相手と出会い、その人が自分よりも大切な人であることを発見する。
縁は、自力を越えている。自己や自我を超えている。
縁は、どこか自分の外からやって来る。
人間の作意を超えているから縁は尊い。

私にとっての、その人は、私以外の人にとっては、その人ではない。
私にとって、自分よりも大切な人は、他の人には、普通の人である。
これは発見ではなく、創造や創作である。
私よりも大切なあなたという感覚を、誰もが創りだせる事。
そうした創造力が、万人の中に眠っている事。
これが、人間を人間としてあらしめているもっとも根源的な情動だ。

一時的な錯覚や錯乱ではない。
錯覚や錯乱のような情動が、何万年にもわたり家族を存続させてきた。
人類を滅亡から遠ざけてきたのである。

エンジエオイル、OEMの仲間の勉強塾より

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駅伝から分かる日本人の気質

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我々は、駅伝を好み、大学や地域などの名誉を懸けて競争している事からも分かる。我々は、『仲間と共同して働く』事で、力を発揮し、また、『自分の努力が、仲間への貢献となる』事に至福を感じてきた。

外国人は、個人の成果が評価されず、個人の努力が、結果に全て反映されない駅伝を好むはずもない。日本人の強みである特性を新自由主義経済の主流化が破壊した。

我々が取り戻すべきは、他民族が決してマネできない『集団力の発揮』なのである。お互いの助け合いによって、個人の能力の合計値を超える力を発揮してきたのが我々なのだ。参加意識、当事者意識を持った組織構成員の集団パワーが、我が国を再生する。

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津田大介の100万人フォロワーは82%がゴーストフォロワーと判明

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津田大介氏と百田尚樹氏のネット上でのバトルより。

きっかけは百田尚樹氏が差別的な発言をしたことに対して、津田大介氏が「Twitter社は百田尚樹氏のアカウントを停止すべき」と発言したこと。
その後、二人の口論はフォロワーに関することに発展した。
百田尚樹氏は、津田大介氏がフォロワー数を多く見せるために不正な方法でフォロワーを購入している可能性があると言及した。
津田大介氏はこれに反論する。

フォローする百田尚樹 @hyakutanaokiそれは凄い!鋼のメンタルだ。そのゴーストフォロワーを自分で買ってるとなれば、もはや尊敬に値する。 https://twitter.com/muimuiyonpun/status/803496254944620544 …2016年11月29日 16:12237 237件のリツイート 325 いいね325件フォローする

津田大介 チェックマーク @tsuda言い掛かりです。僕はフォロワーが多いのでツイッターのオススメに出る(ので始めたばかりの卵アイコンが目立つ)のと、スパム業者が勝手にフォローするので自動的に増えていくのです。どの位スパム業者がいるかはこのサイトで調べられます→http://fakers.statuspeople.comhttps://twitter.com/hyakutanaoki/status/803496963815526400 …2016年11月29日 16:35216 216件のリツイート 261 いいね261件フォローする

百田尚樹 @hyakutanaoki津田氏はこれまで私のツイートを何度も攻撃し、あるいはアカウントを閉鎖に追い込もうとしてきたが、私に直接リプを送ってきたことは一度もない。ところが、フォロワーを買って集めたのかとツイートすると「それは言い掛かりだ!」と即、反論リプを送ってきた。何よりも許せなかったのだろう。2016年11月29日 19:081,393 1,393件のリツイート 1,612 いいね1,612件

百田尚樹氏のフォロワーは約15万人で、津田大介氏のフォロワーは約100万人。確かに津田大介氏のフォロワーはやけに多いという印象だ。フォロワーの水増しといえば、過去にはAKB48の柏木由紀やキングコング西野がフォロワーを購入したことが判明している。参考:【速報】AKB柏木由紀が3万人のTwitterフォロワーを不正に購入したことが判明参考:キングコング西野亮廣が3万人のtwitterフォロワーをヤフオクで購入→非難が殺到し謝罪へ

果たして津田大介氏のフォロワーはインチキなのか。それとも津田氏が説明するように意図しない被害にあっているだけなのか。

netgeek編集部は「Fake Follower Check」を使って調査した。結論としては津田大介氏のフォロワーは82%がゴーストフォロワーで正規のフォロワーは18%のみ。tsuda-fake-2100万人いるフォロワーのうち大多数が実態のない幽霊アカウントであることが分かった。ただし、「Fake」とされるのはわずか1%のみで81%がInactive(アクティブではないアカウント)なので過去にフォロワーを購入したということはなさそうだ。
津田氏が説明したようにTwitterを始めるときにフォローサンプルとしてリストに挙げられることが原因であるように思える。計算してみると実質的なフォロワー数は約18万人になる。

なお、比較対象として220万人のフォロワーがいる堀江貴文氏についても調べてみたところ、同じような結果が出た。tsuda-fake-3正規のフォロワーは21%なので実質的なフォロワーは46万人。うわべの数値とはかなりかけ離れているのでこのような実態があったのかと驚きだ。以前流出したホリエモンのステマ受付資料によるとSNS投稿(Facebook、Twitter)は30万円だった。参考:【炎上】ホリエモンのステマ資料が流出して祭りに!堀江貴文の直接取材120万円、ブログ掲載50万円、SNS投稿30万円

広告を出稿する側としては見せかけの数字に騙されず、実質的な数字で判断する必要がありそうだ。目に見えているものは必ずしも真実とは限らない。tsuda-fake今回は津田大介氏が実質的なフォロワー数はもっと少ないと身を挺して説明したおかげで、不正にフォロワーを買ったという疑いは晴れ、その潔白さが証明された。ただ、今後も百田尚樹氏と津田大介氏のバトルは続くだろう。

エンジンオイル、OEMの仲間の勉強塾より

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