『ロシア・中国・北朝鮮が攻めてくる日』

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福山隆、宮本一路

経済制裁はコロナ禍による
パンデミック・シンドロームと相まって、
ロシアのみならず地球全体を冷え込ませ、
「相打ち」になる恐れがある。
広大な土地と石油・天然ガスなどの資源を有するロシアは
欧米による経済制裁に対しては
抗堪性を有しており、
短期的な経済制裁では致命傷にならない。

ウクライナ侵攻に対するバイデンの出方次第では、
プーチンが北海道に食指を伸ばす可能性もある。
プーチンにとっては北海道に侵攻することで、
習近平との共同戦線が構築できるからだ。

世界は多様化し、不安定化の方向へ向かう
米国「一極」支配時代から
米・中・ロ・印の「四極」化へと変わる

「中華世界の復興」とは、
清朝最盛期に保持していた版図を回復すること

いつの時代も群雄割拠する諸国家は
自らの安全と国益を求めて、
随時、合従連衡を繰り返すものです。
「極」が増えれば増えるほど、
国家同士の合従連衡の組み合わせは増加します。

2つの「極」の間にある小国は
「極」同士の外交的組み換えがあれば、
深刻な影響を受けます。

中国が安心して太平洋に進出するためには
日本から在日米軍・基地を排除しなければなりません。

今、日本国内では中国漁船の暴挙などで
尖閣諸島に注目が集まっていますが、
軍事大国となった中国にとって、
尖閣・八重山・宮古諸島までは一つの戦域でしかない
ということも肝に銘ずるべきです。

北朝鮮から最も接近が容易で、
かつ日本の致命的な弱点は若狭湾。

ロシアが北海道に侵攻する場合
1.日米安保条約が破棄された場合
2.米国が中東等の遠隔地の戦闘に巻き込まれ、
  極東に手が回らないことが明らかな場合
3.台湾や朝鮮半島問題で米中戦争が起こり、
  戦闘の形勢が米国に不利で、
  ロシアが北海道に手を出しても
  米国が介入しないと判断した場合

エンジンオイル、OEM仲間の経営塾より

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