「Airbnbから学ぶ多国籍ビジネス」

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バニラ・ラドリン

多国籍ビジネスは、
ローカルとグローバルのニーズのバランスを取らねばならない。

例えば、垂直方向と水平方向の機能を橋渡しする
マトリックス構造の必要性。
グローバルな認知度を持ちながらローカルの雰囲気のする、
マクドナルドのテリヤキバーガーのような
グローカルなブランドの必要性などだ。

パーソナルであることが重要だ。
泊まりに来るゲストや、宿泊先のホストは、
異なる文化の相手であっても、お互いに
信頼して共感を持てるようにならなければいけない。

日本の多国籍企業は、ローカルな面で非常に優れている。
確実に税金を払い、良きコーポレート・シチズンとして
行動している。

グローバルなレベルでは、日本の自動車メーカーは、
プラットフォームへの移行を果たしつつある。
各地のサプライヤーから供給された部品を用いながら、
ブランド、デザイン、品質のグローバルな水準を
打ち立てている。

日本の次の課題は、パーソナルなレベルだ。
日本のエグゼクティブは、概して自分を出さない。
また、日本のソーシャルメディアのユーザーは、
匿名を使って勤務先などは明かさない事を好む。

しかし、顧客が会社を確かめて信頼するには、
会社のローカルな顔が、
もう少しパーソナルになる必要がある。

エンジンオイル、OEM仲間の経営塾より

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