『幸福をつかまえる考え方』

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佐藤富雄

アーレンは著書『人間が考える時』の中で「考えは物である」と述べている。電話は、そのアイデアが電話機になる前は、ベルという男の頭の中のただの考えであった。大型自動芝刈り機も、実現する前はマコーミックという男のただの空想であり、電球もそれが物体となる前はエジソンの頭の中にある考えだった。

ジョン・D・ロックフェラーも、無一文時代に、やがて億万長者になるのだと宣言していた。そして、これらはすべて実現した。私たちが知るべきことは、現在は過去の考えの結果だということです。我々の今日の財政の程度も、昔の考えの集積結果なのだということです。

ですから、もし経済的な状態を変えたいと思うなら、考えを先に変えなければなりません。「余裕がない」とか「とても無理」というような言葉は、人生上禁句です。これらの言葉は、人生のチャンス…自分自身をふるい立たせるチャンスさえ失わせてしまう。
私はできるのだという考えを選びなさい。私はできるのだという考えで人生を統一してしまいなさい。今の現状は、過去の言葉や考え方の積み重ねの結果。未来は、今の言葉や考え方の積み重ねの結果。過去に、愚痴や泣き言、不平不満や、文句を言い続けていた人は、愚痴や泣き言、不平不満や文句の多い人生となる。今、否定的で後ろ向きな言葉ばかりを言い続けるなら、未来は、否定的で後ろ向きな人生となる。

エンジンオイル、OEM仲間の経営塾より

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