テクノロジー・スタートアップが未来を創る

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鎌田富久

どうすれば日本から世界で成功するスタートアップを輩出することができるのだろうか。私の結論は、非常にシンプルだ。
多くの優秀な人材を起業に導くことだ。特に、テクノロジーをベースに破壊的なイノベーションを引き起こすには、優秀な技術者や研究者が世界を変えてやろうという気概を持って起業することが不可欠である

ネット・スタートアップのゴールドラッシュの時代は終わり、リアル世界とネットがつながる、より大きな変革の時代を迎えている

SCHAFTの事例は、自分の技術や研究成果を実用化して社会に役立てたいと思っている研究者やエンジニアの参考になる。ブームになってからでは遅い。
いろいろ課題はあっても、将来必要になるものであれば、大きなチャンスがある。むしろ、まだ難しいぐらいの段階が先行できるタイミングだ。高い目標で困難な課題の方が、より優秀な人材が集まりやすいということもある

これまでは、地球の周りを回る衛星に撮影場所や撮影日時の要求を出して、撮影してもらうリクエストベースが基本となっている。これに対し、AxelGlobeでは、リクエストのある・なしにかかわらず地球全土の画像をすべて撮影して保存する、ストック型である。どこかの情報がほしくなったら、すでにストックされている訳だ

どんな分野でも、大きな変化の最初の段階に居合わせていると感じたら、あなたは成功する可能性のある一人ということだ
日本は、世界に先んじて高齢化社会となり、今後「移動弱者」が増加すると考えられる。この社会課題を解決することにもつながる。
さらに、WHILLの機器がネットにつながることにより、歩道の情報をユーザー間で共有したり、街の情報と連動したり、様々な応用が考えられる。車いすは、移動するIoTデバイスとなる

〇Elephantech最初のプロダクトは、銀インクで回路を描くペン(AgIC回路マーカー)、専用の用紙、LEDやボタン電池などのパーツも用意する。そして、回路プリンターである

研究者が自ら起業するのがベスト作り手側には、いわば「新たな豊かさの創造」が求められている
大企業内にスタートアップ特区をつくる

人間とのインタフェースの究極のかたちは、考えたことがそのまま伝わる、すなわち脳の司令が直接モノや人間に伝わることだ。脳波を検出することにより、ある程度は意図や意思を分析できるようになってきた。ブレイン・コンピュータ・インタフェース(BCI)と呼ばれている分野だ

エンジンオイル、OEM仲間の経営塾より

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