『生きる力になる言葉』

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藤尾秀昭

〇米長邦雄
米長先生は最後に「運」について言及され、
「ねたむ、そねむ、にくむ、ひがむ、うらむ。
そういう気持ちを持っている人に運はついてこない。
そういう人は運命の女神から見放される」
と締めくくられました。

〇渡部昇一
渡部昇一先生は「惜福(せきふく)」の話をされました。
これは自分に舞い込んできた幸福を惜しむということ。
自分に舞い込んできた幸福を使い切らないで
大事に一部とっておく。
そういう心がけの人に運命の女神は微笑む…
ということです。

〇道元
「古人云(いわ)く、霧の中を行けば覚えざるに衣しめる、と。
よき人に近づけば覚えざるによき人になるなり」

昔の人は霧の中を歩いていると
知らないうちに衣が湿るといっている。
それと同じように、よき人のそばにいると、
知らないうちに、自分もよき人になっている。

道元のこの言葉は
実は運をよくする真髄を教えている。
どんなに才能のある人でも悪い人の中に交わっていては
運をよくすることはできません。
よき人に交わり、よき言葉、よき教えにふれていくことこそ、
運をよくする根元です。

〇安岡正篤
「人間はできるだけ早くから、
良き師、良き友を持ち、良き書を読み、
ひそかに自ら省み、自ら修めることである。
人生は心がけと努力次第である」

エンジンオイル、OEM仲間の経営塾より

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