「経済の停滞」

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脇田成

ケインズは、需要側の理由を重視する。
需要不足なら、活用されてない資源を使う投資や消費の喚起が必要だ。
新古典派は、「売れるモノを作れないから」という供給側の理由を重視する。「作れない」なら生産性向上など構造改革を頑張るしかない。
需要不足をもたらす企業部門の過剰貯蓄を解消する手段も考えられる。

1.配当 2.設備投資 3.賃上げ4.内部留保課税=マイナス金利
1.株主ルートへの還元は、効果が薄い。個人の保有比率は17.3%に過ぎず、家計に恩恵はもたらされない。
2.主観的な設備不足は速やかに解消されている。
4.マイナス金利政策は、預貯金にペナルティーを与える事に近い。だから内部留保課税の意味も持つ。しかし、その影響は複雑だ。
3.もっと好ましいのが、賃金上昇から消費が拡大すること。賃上げで家計の所得を増やせば、その一定比率は消費に回ると考えられる。

エンジンオイル、OEMの仲間の勉強塾より

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