脳の衰え

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茂木健一郎

年齢を重ねるメリットは、 
創造性を生み出す基礎データが蓄積されることにある。

老化は避けられないが、 
老化を抑えたり、防止することへの 
研究は進んでいる。

2か国語を操るバイリンガルの脳の老化が 
進みにくいのは 
努力して第2言語を習得するという 
日々の積み重ねによるもの。

学ぶ意欲を維持できる人は若々しくいられる。

若宮正子さんのように 
80歳を超えてスマホアプリを開発し、 
グーグル翻訳で米メディアとやりとりする 
高齢者もでてきた。

人生の経験値も使いよう。 
生甲斐を味わいながら学び続けることも 
幸せに長生きする為の1つの方法だ。

学ぶ意欲を忘れないようにしようと誓う、
エンジンオイル、OEMの櫻製油所でした。

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リーダーシップもシェアードへ

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一部のエリートを対象にしたリーダーシップから、
なるべく多くの人に発揮して貰うリーダーシップへと
時代は変わっている。
 
「権限が無くても発揮するリーダーシップ」は、
独りではなく、多くの人に発揮して貰う事を期待している。
 
権限や役職に基づかないリーダーシップは、
複数の人がリーダーシップを発揮する機会を生み出すので
シェアードリーダーシップとも呼ばれている。
 
多くの人がリーダーシップを発揮すると
「船頭多くして船、山に登る」と思ってしまう。
 
しかし、船頭たちが新しいリーダーシップを
理解していれば、船は山に登らない。
 
つまり、先導役は独りで良い。自分である必要はない。
他の人たちは船頭以外の重要な仕事を分担し合う。
 
逆に「船、山に登る」のは
船頭たちにリーダーシップが不足しているからである。
 
各自が自発的に行動してよいのだという
認識を共有しているだけだと
船は山に登ってしまう。
 
正確に、目的・目標を共有していなくてはならない。
船頭ならば、この船を何月何日何時までに、
定期航路を使って安全確実に〇〇に港に運行すべし
といった目的・目標である。
 
これ以外の個人的な目的は入れてはいけない。
例えば、自分が終始、船頭として扱われ、
その指図が通る事など。
そんな目的を隠し持った船頭が二人いれば
船は、やはり山に登ってしまう。
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ネットカルマ

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佐々木閑

スマホが普及して個人データが、 
ネット上にどんどん蓄積されていく。 
その結果、ささいな失敗や失言で 
炎上した時に個人が特定され 
いつまでもその事を責められ続ける 
ネットカルマが起きている。

総てが記録され、1回の過ちで 
人生が壊れてしまう。 
しかも、犯した罪以上の処罰が 
私刑の形で社会から加えられる。

ここでは失敗を糧に成長すると言う事が 
許されない。

人の行いは業という潜在的なエネルギーとなって 
保存され、いつか当人に報いをもたらす。 
それがブッダの時代の考え方だ。 
そんな因果システムが現実化したのが 
ネットである。

技術は安楽さや快適さを目指すものであり、 
その裏には人間の欲望が在る。 
欲望に邪念がある以上、 
万人を幸福にする技術はあり得ない。

ネットの負の側面に苦しめられている人に 
少しでも楽になってもらいたい。

ブッダの教えは、業の中で苦しむ人間への 
対症療法だ。 
心の平安を保つ事が、まず必要だ。

解決策は、ネットカルマに苦しんでいる人たちが 
連帯する仕組みを作る。 
過ちを叱って許すという方に社会通念を 
変えて行かねばならない。

ブッダの教えからすると、 
「自分の価値観から脱しなければ 
生きる苦しみは消えない。 
今、必要なのは気を散らす情報を遮断し、 
精神を集中する事。 
それがカルマから脱出する第1歩だ。」

過ちを叱って許す、この文化は必要だと思った
オンジンオイル、OEMの櫻製油所でした。

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