社長のやることは決断することだけだ。

部下の言うことを、よく聞く社長が名社長ではない。

優れた判断を行う社長が名社長だ。

部下の意見を聞くたびに、決断を鈍らせて、迷い、

危険の少ない道を選ぼうとする社長は、社長失格である。

社長一人の決断で全社員が不幸になることもある。

決断以上に重要なものはない。

だから、社長は決断以外に力を浪費してはいけない。

すべての自分の知恵・経験値・胆力を、

決断に集中しなければならない。

〇決断=判断+跳躍

いかに論理的に考えても、まだ不確実な溝が存在する。

その不確実な溝を無視して不確実な未来に跳躍しないと

実行は始まらない。

ゆゆえに、決断とは「論理的判断」と「不確実な跳躍」である。

この2つの間に哲学が必要になってくる。

人によって哲学は違ってもかまわない。

でも持っていないと跳躍できない。

自分の哲学に照らし合わせたときに人間は

今までだったらできないような決断を

とれるようになっている。

哲学の無い人は跳躍できない。

哲学の2つの方向性

〇美しいものは澄み切った心でないと生み出せない。

物質が増えても、幸せは増えつづけない、。

成熟した社会は、もうこれ以上に物質の豊かさを求めていない。

物質の増える事には限界がある。

しかし、美しさ・幸せには上限も低減もない。

そして美しいものは絶対的な価値である。

美しいものを求める会社は伸びる。人も集まってくる。

〇神の隠す手を信じる

神は人間に2つの手を隠している。

1つは、企てに乗り出した後に起きる想定外の大きな障害。

もう1つは、障害が発生した時に発揮される

人間の奇跡的な問題解決能力

神が2つの手を隠しているから、

人間は想定外の障害がおこることを予想せずに

企てに乗り出すことができる。

そして奇跡的な問題解決能力を発揮せざるを得なくなり、

当初考えていた予想とは違う形で成功する。

人間は、ものすごく大きいポジティブな勘違いと、

ネガティブな勘違いを起こしている。

想定外に大きな障害が起こるというネガティブを察知する

予知能力が低いポジティブさと同時に

それが起きたときに解決できる力を低く見積もっている

想定外の事は起きる。ネガティブなことは起きる。

避けられない、その時に

今までには発揮できなかった奇跡を起こす力を

持っている。

だから、人間だけが、このような奇跡的な進化の歴史に

今いきている。そのことを信じる人だけが跳躍できる。

信じない人は飛ばない。

飛ぶ人たちは、このように想定外の出来事を予想できずに

前へ進み

想定外の出来事に遭遇した時に、決して逃げず諦めず

問題解決力を発揮して、

その先の場所に行ってしまい

人類の歴史を先に先に進めてきた。

小倉昌男

最後には神様に聞くんです。

それで「いいかな」となったら、やってみる。

やってみれば、分かる。

やってみて間違っていれば「ごめんなさい」と

謝って、またやり直せばいい。

エンジンオイル、メーカー、OEM仲間の経営塾より