■癌になって休業している整体師さんとの話。

「どうして整体師を仕事に選んだんですか」

「お客さんの喜ぶ顔が見たくて」との返事。

私はこう続けて言った。

「私が最近よく言う『喜びのずれ』がまさにそれです」

「お客さんが喜ばないと、

あなたの喜びにはならないのですか?」

「自分の喜びは他人次第なんですか?」

「もしそれが病気の原因だとしたら、どう思いますか?」

すると彼は何かに気づき、

「俺は40年間、何やってたんだ!」

1ヵ月後、その人から連絡があった。

「今日病院に行ってきたのですが、癌が消えていました」

「自分は確かに、喜びの持ち方がずれていました。

何ができれば自分は喜ぶのか、

この1ヵ月間、自分基準で徹底的に取り組んだのです。

他人がどうこうではなく、

これができたら自分は素晴らしいと言える。

それをどんどん考えました」

「とにかく休養中で時間があったので考えて、

実際に自分が価値あると思うことをやり続けました。

そして病院に行ったら、

癌はきれいに跡形もなく消えていたのです。

病院の先生にも、経過観察も通院もいらないと言われました」

■たとえば飲食店であれば、

自分の料理をおいしいと言う人もいれば

おいしくないと言う人もいる。

それは、当たり前。

でも、お客様がおいしいと言ってくれなければ

おいしくないんだ、という考え方になると、

一体あなたは何をしたいのか。

すべてがお客様次第では、

自分の価値観を放棄することに等しい。

■普通の人はこの基準が間違っているから、

「何をしたらいいか分からない。」と

ブレーキがかかる。

あるいは、他者基準で動いているうちに、

だんだん他者に振り回されることに疲れ、

「うまくいかないし、なんか違う気がする」と

思い始めて途中でやめてしまう。

これが、せっかく起業しても撤退してしまう要因の1つだ。

また、誰かから批判されたり、バカにされた時、

他者基準の人は、

それらの情報を自分自身の人格と重ね合わせてしまい、

「自分が批判や否定をされた」と認識してしまう。

様々なダメージを感じやすくなり、ビジネスがうまくいかない、

対人関係がうまくいかない、病気が治らないなど、

様々な不都合な現実になりやすくなる。

それに対して、自分基準の人は、

それらの情報を自分自身の人格と重ね合わせず、

単なる情報として認識するので、あまりダメージを受けない。

他者基準を使うか、自分基準を使うかは、

人生の中の現実を大きく左右する。

エンジンオイル、メーカー、OEM仲間の経営塾より