第三世代の経営力

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横田尚哉

「生き残るのは、最も強い種でも、最も賢い種でもない。 
唯一生き残るのは、変化に適合できる種たちである」

It is not the strongest of the species that survive, 
nor the most intelligent but the ones most responsive to change.

これは、チャールズ・ダーウィン氏の言葉です。 
生物界では、生き残る=弱肉強食ではないということです。 
その環境に適合できるように進化したもの達が、
生き残っていくのです。

企業にとって、利益を上げることも大切ですが、 
それ以上に生き残ることも大切です。

生き残ることができないと、 
利益を上げ続けることはできません。

企業を取り巻く外部環境も、企業を動かす内部環境も、 
同じ状態が長く続くことはありません。 
常に変化しています。

3年先の経営環境も予測できない程の変化の中で、 
果たして、貴方の企業は、環境に適合し、 
進化していくことが出来るでしょうか。

どれほど反映した企業でも、どれほど大きな企業でも、 
環境の変化に適合できなければ、 
あっという間に世の中から消えていきます。

たとえ生き延びたとしても、かつての繁栄の姿は消え、 
細々と生きていくことが関の山です。

「これまで、なんとかなってきたから大丈夫」 
「今、とくに問題はないから、進化する必要性は感じない」

悠長なことを言っている場合ではないかもしれません。 
その時が来たら変わればいいという過信が 
企業を間違った方向に進めてしまうのです。

日本航空も、デルタ航空も、ノース・ウェストも、 
そごうも、穴吹工務店も、ウィルコムも、
リーマン・ブラザースも、ゼネラル・モーターズも、
エンロンも、クライスラーも、ボラロイドも、 
経営が破綻しました。

今、あなたの企業は、順調でしょうか。 
環境の変化に打ち手がない状態ではないでしょうか。 
冬眠するがごとく、じっと嵐が過ぎるのを待つつもりですか。 
他に責任転換して、誤魔化すつもりですか。

経営破綻寸前で気がついても手遅れです。 
今から、進化への準備を始めて頂きたいです。

私は、経営コンサルタントとして、 
いろいろな企業の経営者と会い、その経営論とビジョンに
触れてきました。

その中で唯一つ言えることは、
「優れた経営者は、未来を見ている」
です。

かつての栄光に浸ったり、不本意な現状に 
不平不満を漏らしたりするのではなく、 
確信のある未来を、まっすぐに見ているということです。

そのチャンスを待ち、何時でも飛び出せる準備を怠らず、 
時の流れを見ているということです。

経営者の生き残ろうとする意志が消えた時、企業も消えてしまいます。
環境に合わせて生き残る、エンジンオイル、OEMの櫻製油所です。

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