組織の対応力を考えると、
深耕と開拓、2つのアプローチがある。
深耕とは、現状肯定、既存の軌道の伸長である。
改訂、改善、洗練、効率がこれに当たる。
開拓は、現状否定、新規の軌道の開拓だ。
探索、実験、多様性が、これに当たる。
顧客ニーズを追求すると、安定した成果をもたらす
深耕へと偏る事が多い。
2つを上手くバランスさせるには
・ネットワークの仕組みを見る
知識・情報の深耕に強みがあるのは、
自社の提携先通しが繋がっている閉じたネットワーク。
オープンなネットワークは、知識、情報の開拓に
強みを持っている。
・顧客の声を適当に使う
顧客の声を、深耕と開拓の両方に適当に用いて
バランスを図る。
・昇進制度の仕組みを見直す
ノーエラーがスターになる減点主義。
好打者がスター社員になる加点主義の
それぞれの特色を生かす。
深耕と開拓を同時に追求することから生じる
コンフリクトの解消に、
経営者が、どう取り組むのかも重要である。
バランスを向上させるには、
リーダーシップや経営理念が必要だ。
なるほどと頷く、エンジンオイル、OEMの
櫻製油所でした。