守らない勇気

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多くの不祥事は、偽って真実とは異なる情報を発信する。
不祥事は、どんな組織にも起こり得る。
発生後の対応が大切だ。
対応を誤ると、傷口を広げてしまい、
ダメージは、遥かに大きくなる。

逆に事後対応が適切ならば、ダメージは軽く抑えられ
社会的評価を、前よりも上げる事もある。

適切な事後対応とは、不正によって偽っていた
状態を元に戻す事。
事実関係を隠すことなく、オープンにすること。
ここで゛隠蔽すると2次不祥事となる。

小さな不祥事を隠し続けてきた組織が、
大きな不祥事にも同じ対応をして、
致命的なダメージを受けた例は多い。

今は、情報は短時間で世に拡散される。
特にマイナス情報の足の速さは驚くほどだ。
「臭いモノに蓋をする」では乗り切れない。

類似情報の有無なども含めて徹底して調査する。
従来の立場や現状を守るという発想は捨てる。
徹底的に膿を出す攻めの姿勢が、組織の未来を守る。

情報の開示は大切だ。
遅れれば遅れるほど、隠蔽の疑いをかけられる。
調査不十分の段階で中途半端な開示をすれば
歪曲・矮小化していると非難を受ける。
当事者意識を欠く、責任を回避する言い方は、
社会を敵に回す。

敢えて守らないという勇気を持ちたい。
腹をくくって、1から出直すトップの覚悟が問われる。

エンジンオイル、OEMの㈱櫻製油所でした。

 

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