森下典子、日々是好日の原作者

稽古と聞くと練習と思われるかもしれないが、

お茶の稽古は少し違う。

懐石料理は無いが、

掛け軸も道具もお菓子も季節に合わせてあり、

毎回、茶会をしているようなものだ。

御点前をする時は緊張するし、いつも本番だ。

季節の移り変わりを感じられる

毎週の稽古が一番楽しい。

人は生きている限り、

心の中の雑音から逃れられない。

ましてビジネスの世界は情報の嵐で

自分の心の声など聞こえない。

お茶の稽古では、日々抱えている問題を

一旦置いて、

静けさの中で心を和ませる事が出来る。

茶道は型に囚われ不自由と見る人もいる。

私も最初は、そう思った。

でも型に馴染んでしまえば自由だとも言える。

むしろ、自由にしていいと言われて

本当に自由になれますか?

もしかすると、型に縛られるから

心を自由に解き放てれるのかもしれない。

茶会では心を一つに合わせて

座を盛り上げて楽しむが、それぞれの心は自由。

それが茶道だ。

エンジンオイル、メーカー、OEM仲間の経営塾より