今、世界で繁栄している地域、地方を見渡すと、

納税者から栄養を取って伸びているところはない。

納税者からの税金で繁栄している国もない。

納税者からたくさん吸い上げようとすると

納税者は疲弊してしまうし、

もっと税金が安いところへ逃げ出してしまうからだ。

世界一の高齢国となった今の日本で、

先細る可能性がきわめて高い将来から借りてきて

国債を発行するのは現役世代の犯罪。

給料がまったく下がらないのだから、

景気を実感できるわけがない。

暴動が起きてもおかしくないくらいだが、日本人は騒がない。

理由はデフレだ。

モノが安くなっているから何とか生活できる。

路頭に迷う人も少ない。

にもかかわらず、政府は「デフレ脱却」と言い続けている。

デフレを直したら二つの爆発が起きる。

一つは国民生活で、給料を上げない限り生活は苦しくなる。

もう一つは日銀が異次元の金融緩和で市場から買い入れて

フォアグラ状態になっている日本国債である。

日銀が物価上昇率2%の目標を達成した場合、

当然、金利も上がる。

そうなると利払いが利息を上回る「逆ザヤ」が生じて、

日銀が腹一杯に溜め込んだ国債が一気に内部爆発を起こし、

国債暴落のトリガーを引く

日本の医療制度がまだ機能しているのは

それだけ金をかけているから。

しかし、当然、国家財政の重荷になっている。

2025年には団塊世代が全員75歳以上の超高齢社会に突入する

日本の夕張化を避ける方法はたった一つしかない。

それは世界からヒト、モノ、カネを呼び込むことだ。

政府は2030年までに

訪日インバウンド6000万人を目標に掲げて

「観光立国」を目指すという。

一方で規制の強い民泊法を通し、

既存の旅館やホテルの権益を守ろうとしている。

2000万人で満杯となっている宿泊施設で、

どうやって6000万人はおろか4000万人に

訪日をエンジョイしてもらおうというのか?

日本は国土が縦に長いのだから、

九州は九州、北海道は北海道で

それぞれの地方の気候と環境に適った

建築基準を定めればいい。

世界中の材料が使えるようになれば、

建築費は半分になる。

そうなれば住宅ブームも起きそうなものだが、

住宅資材は輸入規制がかけられているし、

仮に海外の住宅資材が入ってきても

流通業者が取り扱わない。

大阪市の人口は約270万人。

人口規模では立派なメガシティだが、

「毎日人がくる、企業がくる、情報がくる、お金がくる」

というメガシティ繁栄の4条件は見事に欠けている

エンシンオイル、メーカー、OEM仲間の経営塾より