逃げないこと

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京セラ創業者・稲盛和夫

私は今まで本当にいろんな困難で判断を迫られることが多く、逃げ出したいとすぐに思ってしまう自分がいましたが、すぐに逃げても誰も解決してくれないと冷静になれる自分も同時にいました。
いましたというか、そのようにだんだんとなってきたというのが本当のところです。

子供の頃は、いつも他人を羨ましく自分に劣等感を持っていました。絶対にその他人になれないとそんな当たり前のことを理解するようになって、自らに起きることは自分でしか解決できない、逃げても結局何らかの結論が自分に起こるのであれば、しっかり向き合おう。
そう思ってからは、あまり慌てなくなりましたし、ストレスもなくなりました。

人間は弱いもので、困難に遭遇するとそれに正面から挑戦することなく、すぐに言い訳を考え、逃げだそうとします。しかし、それでは決して成功できません。どのような厳しい状況にあっても、それを正面から受け止め、誠を尽くし、誰にも負けない努力を続けることが、成功するためには必要なのです。

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