上阪徹 

企画とは偉いモノという幻想めいた先入観がある。そうではない。企画とは単なる道具に過ぎない。何かを達成するためのツールなのだ。

企画とは、課題を解決する為に必要な考え方であり、上司の顔色を意識して作るようなものではない。

机に向かってウンウン唸るものではない。いろいろな所へ出掛けて行って発想するものだ。意識を外に向ける事で脳が普段と違う働きをして活性化し、アイデアが閃いてくる。そこでメモを取り、素材として蓄積して行く。

企画には、何故そうなるのかというロジックが必要で、そのロジックを組み立てる為には素材が重要だ。企画するための素材(情報や数字、コメントなど)は大切なのだ。

受益者であるターゲットを考えて訴求のポイントを絞り込んでいく。企画は課題の解決方法であり、その醍醐味は、人の役に立ち喜ばれる事だ。企画でもたらされる効用やサービス、製品のニーズは、ユーザーの為のものである。

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