日本の形

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岡本全勝

日本は、先進国に追いついた。今や、課題は足元で発生する。いじめ、子供の貧困、高齢者の孤立、過疎、空家、耕作放棄地・・・日本は課題優先国になった。高齢化は、日本が先頭を走る。外国に視察に行くのではなく、国内の過疎の村へ行った方が実態が分かる。いや、行かなくても、多くの街で現実は進んでいる。自治体がこの課題を解決し、世界のお手本になるべきだろう。

政府から先進国をモデルにした指示は来ない。手本がないので試行錯誤になる。自治体が先を走る分野もある。例えば、増える定住外国人との共生がそうだ。

地域おこしは、各自治体の手腕が問われている。平成の30年間は、行政にとってもこの国の形を模索する期間だった。
これまで、自治体は先進国に学び、政府の指示を実行する優秀な生徒だった。これからは、自ら考える研究者になり、培った知見を他の国に伝えたい。今度は、世界各国から視察に来てもらおう。

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