『時間の自由をつくる超時間術』

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DaiGo

生産性を高めるための心理学、時間術。

日本人の生産性の低さはよく知られていますが、その原因はひょっとしたらストレスなどの精神的なものかもしれない。いくつもの目標や欲望がぶつかりあう状態(=ゴールコンフリクト)の時、われわれは時間に追われているかのような錯覚にとらわれる。
また、このゴールコンフリクトが大きい人ほど自制心が効かなくなってしまう。

日本人の労働時間は減り続けている
ポーランドのワルシャワ大学が行なった研究によれば、「忙しい」と口に出すたびに、あなたの意識は未来や過去に向かい、そのせいで目の前の本当にやるべきことに集中できなくなる

アメリカの有名な求人企業が行なった調査によれば、およそ3分の2のビジネスマンが、1日に平均1時間は仕事と無関係な作業をしていることが明らかになりました。消えた時間の大半は、SNSやYouTubeのチェック、Amazonの検索などに費やされていたそうです

大事なのは作業量よりも生産性
なにか大きな成果を出すためには、目的に向かって行動を絞り込む必要があります。「やるべきことが多すぎる」と弱音を吐いている時点で、本当に必要なことを選択できていない

権力は「自分は時間をコントロールしている」という感覚を生み出すため、それだけ心に余裕が発生し、まるで時間が増えたかのような気持ちになっていく
時間ではなく「行動」で自己管理をする「今日は執筆を3本と瞑想を1時間する」といったように、最低限のやるべきことを決めたら、あとは時計を見ずにひたすら作業に取り組む。このようなスタイルで仕事をすると、いま目の前のことに集中するしかなくなります

「ある作業から別の作業へ何度も注意を切り替えると、そのたびに時間に対するプレッシャーは増える」(社会学者ジョン・ロビンソン博士)
人間の脳は時間の感覚を切り替えるのが苦手なので、短期と長期の作業を交互に行なうと、やはりうまく情報を処理しきれなくなり、「時間汚染」が起こってしまいます

学生に「不安になったら『興奮してきた!』と叫んでみてください」と指示したところ、なんとカラオケやスピーチの評価が17%上がり、数学テストの成績は22%も良くなった
他人のために時間を使った人は「この先やりたいことがなんでもできそう」や「残された時間がたくさんある」と答える確率が激増。最大で2倍も時間の感覚が伸びた

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