どんな状況の中でも咲く努力をする

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斎藤一人

不幸な人って、「私にはあれがない」とか「これができない」とか、“自分にないもの”に焦点を当てようとするんです。そうではなくて、「私にはあれがある」「これもできる」とか、“自分にあるもの”に焦点を当てたとき、人はしあわせになるんですね。

人間には“業(ごう)”ってものがあるの。それは神様が与えてくれたものなんです。だから、その神様の与えてくれたものでしあわせになるの。ポーカーでも、配られたカードにいちいち文句を言ってると勝てないんです。配られた手でどうやって勝とうか、って考えないと勝負には勝てません。

何かハンデを持って生まれてくる人がいるんだけど、そういう人は魂的に優秀な人が多いんです。それで実際、まわりの人は「困るでしょう?」って言うけど、それほど困らない。

「私、足が遅いんです」って言う人がいるけど、車の運転ができてポルシェにでも乗れば、その人は時速200キロだって出せるんだよね。だから人はそれぞれ、得意なことを一生懸命やればいいの。
それで苦手なことは必ず誰かが助けてくれるから。人はそうやって助け合い、補い合って生きていくものなんだよね。

それを不得意なことをなくそうとかってやっていると、大切な人生の時間があっという間になくなっちゃう。
それより、得意なことで、みんなのお役に立てればいいんだよ。

「置かれた場所で咲きなさい」渡辺和子
どんな状況の中でも咲く努力をするということ。もっといい条件でなければ咲くことはできない、と言っているなら、いつまでたっても花を咲かすことはできない。与えられた条件の中で、どれだけいいパフォーマンスをあげることができるのか。何もかもそろっている人は、結果としてうまくいかない人が多い。
豊かで条件がそろっているがために、そこからの努力をしないからだ。「配られたカードにいちいち文句を言ってると勝てない」

エンジンオイル、メーカー、OEM仲間の経営塾より

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