『腹を立てないこと』

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小林正観

《どんな問題も腹を立てることで解決はしません》

大切なのは、どんなことがあっても腹を立てない、戦わない、ということ。腹を立てることで問題を解決することはできないのです。
社会ではこんな極悪非道なことが起きている、あの人はこんなにひどいことをした…社会現象や事件に対して論評したり、他人の評価やうわさ話をしたりすることはやめて、自分はそうしない、と決めるだけです。それらのことをした人を非難、糾弾したりする必要はまったくありません。

人間は根本的なところでは、ものすごく美しい心を持っていて、自分の心の中で良心が芽生えることで、その問題は解決していきます。大切なのは、私が実践者になること、私が太陽になることです。

〇「怒ったら負け」
よくテレビなどで議論していて、突如激昂して大声で怒鳴りつける人がいる。それを傍から見ていると、「ああ、怒ったから負けたな」「この人は、ニセモノだな」と思う。議論では追いつかなくなり、大声で相手を圧倒し従えようとする、その態度が見えてしまうからだ。どんなに相手から大声で怒鳴られ、挑発されても、涼しい顔をして最後まで冷静に、声も荒げずに、淡々と言い返す人はカッコいい。しかしながら、これがいざ自分のこととなるとなかなか制御できない。

〇怒りを制御する
「怒りそうになったら6つ数える」というメソッドがある。怒りをコントロールする技術「アンガーマネジメント」の「怒りをしずめる」方法だ。6秒間思考停止すると、怒りやイライラがおさまる。「 大切なのは、私が実践者になること、私が太陽になること」腹を立てないこと…口先だけでなく、実践する。

エンジンオイル、メーカー、OEM仲間の経営塾より

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