アメリカ、ケニヨン大学とアメリカ海軍の共同研究。
話し手が高い声で質問すれば、高い声で。低い声で質問すれば、低い声で答えが返ってくる。
大声で泣く子供に対して、母親がヒステリックに叱責の声を高めると、子供の声は更に高くなる。子供の声を高めているのは、実は母親のカン高い声である。
高い声は、感情のエネルギーが噴き出した声。低い声は、対照的に理性を感じさせる。
低い声を使う事により、相手から理性的に思われる。また、自分が理性的になれる。
小さな声は、差しで話すという人間関係を作りだす。他の誰でもない、あなたへの語りかけであると強調される。
低い声は、精神を集中し、耳に全神経を集めないと聞き取れない。だから、相手の傾聴を誘える。
普段の口調と違うという点で、話し手の重大な決意を感じ取ってくれる。心して聞かねばいけないと相手の注意を喚起できる。
