『日本再興戦略』

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落合陽一

・欧米というユートピアを追わないこと
・「ワークライフバランス」から「ワークアズライフ」へ
・東洋思想を取り入れることの大切さ
・ローカルから高める政治への参加意識
・日本型イノベーションの方向性
・「ものづくり」へのリスペクトの回復
・5Gによる触覚の進化
・著者が提唱する「デジタルネイチャー」の世界

5Gが生まれると、「触覚」も進化します。遠く離れた人に対して、物理的な干渉行動を起こすことができるようになります

「デジタルネイチャー」とは何かという定義をお伝えすると、ユビキタスの後、ミックスドリアリティ(現実空間と仮想空間が融合する「複合現実」)を超えて、人、Bot、物質、バーチャルの区別がつかなくなる世界のことです
あらゆるデータの表現系は二分法からグラデーションになっていき、人間の知性は個と全体の垣根を飛び越え、近代的人間性から超克される

これからの世界を考えるときに、すべてのものにトークンで価値づけを行って、その価値を信用する人だけで成立するトークンエコノミーが存在することこそが、通貨制度になる

ICOすることで、地上自治体はお金を集めて、攻めの投資を行うことができるようになります

もし我々が、受益者負担のオープンなブロックチェーンベースのサービスを提供できれば、アップルやグーグルやアマゾンにお金を抜かれなくても済みます。AirbnbやUberといったグローバルなシェアリングサービスも必要なくなります。

ビットコインが中央銀行という仲介者を不要にしたように、シリコンバレーのプラットフォームを不要にするのです。
日本発の日本で自己完結するプラットフォームをつくれるようになるのです

これからの時代は、複数の職業を持った上で、どの職業をコストセンターとするか、どの職業をプロフィットセンターとするかをマネジメントしないといけません

人間への投資はもっとも価値が高い投資です。企業の寿命はどんどん短くなっていますが、人の寿命はどんどん長くなっています

世の中には、ポジションを取ってみないとわからないことが、たくさんあります。わかるためには、とりあえずやってみることが何よりも大切なのです

どんなに抵抗勢力が頑張っても、世の中の大きな流れは止められない。

エンジンオイル、メーカー、OEM仲間の経営塾より

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