感動の笑いを生むには?

Pocket

高柳和江

「あなたの声を聴くと元気が出るわ」とか「あなたは、いつも洋服のセンスが良いわね」と自分の本質を褒めて貰うと、単純に嬉しい。
「いえいえ、そんな」などと謙遜の美徳を示す必要は無い。「そのとおりです」と、堂々として、ふんぞりかえるといい。

そうやって褒められると、長所を見つけてくれた相手を好きになる。そんな長所を持っている自分が好きになる。そして、お返しに相手の良い所を見つけようと力が入る。そして、お互いに笑い出す。

これが感動の「笑医(わらい)」だ。
私は、いつも講演会などで、「1日5回笑って、1日5回感動する」ことが大切だと、お伝えしている。これって、実は簡単なことだ。伝え方や感謝の方法などを体系化して、私は「微笑みの太陽」という原則を作った。

日常生活でストレスがあっても、「大変!」ではなく「チャレンジ!」と叫ぼう。そうやって、いつも明るい話をしていたら、人生がより楽しい方向を向いていること請け合いだ。

笑う事が様々な面で身体に良い影響を及ぼすことは、科学的に証明されている。神経内分泌免疫系などの回路が活性化し、ストレスホルモンであるコルチゾールが下がる。また、笑う事で副交感神経が優位になって、リラックスでき、成長ホルモンの分泌も高まる。

こんな例もある。抗がん剤治療では、普通は免疫が下がる。
茨城県の土浦協同病院には、笑いを引き出す訓練を受けたセラピストがいる。彼らが抗がん治療中の患者さんを毎日15分訪れたら、2週間の治療の後は免疫があがった。

エンジンオイル、OEM仲間の経営塾

Pocket