強運になれる小さな習慣

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中谷彰宏

用件に入る前に、お礼を忘れていないだろうか。
オベンチャラを言う人は、お礼を忘れている。電話をかける時、いきなり用件から入っていませんか。何か、お礼を言うことを忘れていませんか。

社交辞令を言う前に、お礼を言うのを忘れていませんか。お天気の話をする前に、お礼を言うのを忘れていませんか。
オベンチャラを言う前に、お礼を言うのを忘れていませんか。オベンチャラを言う人ほど、お礼を言うのを忘れがちです。

何かきっとお礼を言うのを忘れていることがあるはずです。用件に入る前に、お礼を言うことはなかったか、思い出してみましょう。
お礼は、後回しになってはいけないのです。
「こんにちは。この間のあれ、ありがとうございました」というのが、いつなんどきでも、話し始めの言葉なのです。

人は、相手に何かをあげたり、おごったりしたことはよく覚えている。しかし、反対に、何かをもらったり、おごってもらったりしたことは、すぐに忘れてしまう。
だからこそ、久しぶりに会った時、「先日はステキなものをいただきありがとうございました」「この間はごちそうになりました」と言われると、とてもうれしい。

「かけた情けは水に流し、受けた恩は石に刻む」という言葉がある。
縁を大切にする人は、どんな小さなことであっても、受けた恩をずっと覚えている。そうすることで、縁が広がり、またいつかその縁に助けられることもある。用件に入る前に、お礼を言う人になる。受けた恩を忘れない。

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