『人生の扉をひらく法則』

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ジェームズ・スペンソン

かつて、ミネソタ州にスパーキーと呼ばれていた少年がいた。少年は中学、高校と勉強はからきしダメで、スポーツも不得意だったが、絵を描くことだけは大好きだった。
理髪師だった父親が新聞の漫画を愛好していた影響で、将来は世界的な漫画家になるという夢を持っていた。高校を卒業後、雑誌社に漫画を投稿しつづけたが、結局、一度も採用されなかった。
その後、2年間軍隊で働いたが、戦争が終わると大好きな漫画を描く生活に戻った。そしてまたもや漫画を雑誌社に投稿したが、いっこうに認められなかった。

しかし、1950年、ついに地元の新聞社が彼の才能を発見し、漫画の連載を始めた。すると内気な少年とユーモアに富む犬の人気が高まり、とうとう世界的な人気を博すようになった。
スパーキーと呼ばれていたこの少年こそ、チャーリー・ブラウンとスヌーピーが登場する人気漫画【ピーナツ】の生みの親チャールズ・シュルツなのである。彼は2000年まで半世紀にわたってこの漫画を全米の新聞に連載し、大勢の人びとに夢と感動を与えた。

シュルツが大成功をおさめた要因は何だろうか?それは、どんなに拒絶されても、自分の好きなことをやりぬいたことだ。
あなたの好きなことは何だろうか?いくら拒絶されても、本当に好きなことなら乗り越えられる。

〇全世界でベストセラーとなった「ハリーポッター」の作者は、J・K・ローリング女史。年収は180億円、推定資産は800億円といわれ、総資産はついにエリザベス女王を越えた。世界で最も成功した小説家として知られているが、小説が売れるまでの彼女は、離婚や貧困、うつ病にもなり、自殺を考えたこともあった。そして、娘を抱え、シングルマザーとして生活保護も受けながら「ハリーポッター」の出版のため、12の出版社を訪ねたがことごとく断られた。

〇『あきらめない奴には、誰も勝てっこない 』(ベーブ・ルース)
どんなに拒絶されようが、困難に出くわそうが、あきらめなかったら、失敗にはならない。運の神様が好きなのは、あきらめない人。
断られても断られても…あきらめずに挑戦し続ける人には失敗は無い。

エンジンオイル、OEM仲間の経営塾より

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