命知と天理

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 住原則也

天理教徒には強い使命観があり、それが人の態度や行動に決定的な違いを作り出している。
通念だけでは駄目だ、一般的な事業もまた、強い使命観を持つことが必要であると学んだ。

そして感得した自身の使命観とは水道哲学だ。産業界が生産活動を通じて、水道水のように商品を潤沢に無尽蔵に供給することができれば安い価格になり、貧しい人でも手にすることができる。
これは、貧乏を克服することであり、それこそ産業人として目指すべきである真使命だ。

幸之助氏は、「宗教道徳の精神的な安定と、物資の無尽蔵な供給が相まって、初めて人生の幸福が安定する。
宗教と産業は、いわば両輪となって広く社会の人々を幸福にできる。産業もまた宗教に負けない聖なる経営である。」と結論づけた。

エンジンオイル、OEM仲間の経営塾より

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