大野裕、認知行動療法研修開発センター
私は、人前で話すのが苦手だ。
人からどのように評価されるか、
自信が無いからで、話す前にはいつも不安になる。
今回の様に英語で話さなくてはならないと、
ますます不安が強くなる。
不安が強くなると、私たちは、
つい、そうした状況を避けようとしてしまう。
良くない結果になるのではないかと、
心配になるからだ。
そこで逃げてしまうと一時的に気持ちは楽になるが、
結局は、逃げてしまったという不全感だけが残る。
次に同じような状況に直面した時に、
それまで以上に不安になり、緊張してしまう。
良くない結果になるかどうかは、
やってみないと分からない。
仮に上手く出来なくても、
次に工夫するポイントが見えてくることが多い。
そう自分に語りかけて学会で発表すると
最終的には、発表も討議も無事にこなせた。
歳を取っても、未だにこうした事で
思い悩む自分には、少し呆れてしまう。
しかし、思い切って行動できた自分を
少し褒めることができた。
エンジンオイル、OEM仲間の経営塾より