いずれ人間は骸骨になる

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島地勝彦
ラテン語の格言に「メメント・モリ」というのがある。「死を忘れるな」という警句だ。
人間はいずれ骸骨になる。だからこそ、今を愉しめとも解釈できる。だから私は骸骨が大好きになった。いずれ皆必ず死ぬのだから、それまでは人生を精一杯愉しもうではないかと、私は常々思っている。
骸骨は言わばシマジ教のシンボルみたいなものだ。これをしていたらどんなに浮かれた日でも、悲しい日でも、愉しいときでもいずれ亡くなり、骸骨になるといつも思っている。だから、好きなことをやれっていうことだよ。

今東光大僧正から「人生は冥土までの暇つぶし」という言葉を教わった。こ
れは「遊戯三昧」という仏教の言葉と同じ。遊びに浸りきることで真実が見えるという仏教の深い教えだ。
死は誰にでも平等にやってくる。それまでの間、いかにセンス良く暇つぶしをするか、それが私の人生のテーマである。
メメント・モリ精神で、一度きりの人生を味わい尽くしてほしい。

エンジンオイル、OEM仲間の経営塾より

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