明るく楽しい人に』

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小林正観

宇宙の原理・原則
「投げかけたものが返ってくる。
投げかけないものは返らない」
つまり
「愛すれば愛される。愛さなければ愛されない」
「嫌えば嫌われる。嫌わなければ嫌われない」

明るい1年のはじめのメッセージでありながら
暗い年賀状を出す人は、
そういう投げかけをした結果として、
その人のそばには明るい心を持った人が
寄ってこなくなってしまう。
暗い年賀状を何百枚も友人に送りつけた人は、
その年、「なぜか明るい人が寄って来ないな。
集まってくる人は暗い人ばかりだ」と思うでしょう。

暗い言葉で時代分析をしている人同士で集まり、
「そうだ、やっぱり暗いな」と
毎日を嘆くような話ばかりすることになります。

一方で、「世の中は自分の取り方次第、
決して暗いわけではなく、
自分が暗いと思えば暗いのだし、
明るいと思えば明るいということ。
楽しいと思えば楽しいんだ」と思っている人たちは、
同じように思っている人たちで集まり、楽しい話で盛り上がる。

私たちはよく「陰と陽」、「光と闇」というような
言葉を使います。
よく考えてみると、「光」と「闇」とが
50対50の同じ力を持っているのではないと気づきます。
「光」と「闇」は等分に力を持っているのではなく、
100対0なのです。
「光」が100で、「闇」は0。

「闇」は「光」に対抗する力をまったく持っていません。
「光」がなくなったときだけ「闇」は存在できるのです。

「闇」には独立した力があるわけではない。
人生を歩んでいくとき、そこが「闇」だったとしても、
自分自身が「光」となれば、そこは光る。

もし、私たちがいつも「嬉しい」「楽しい」「幸せ」
「愛してる」「大好き」「ありがとう」という言葉を言い、
笑顔と優しさにあふれていたら、
歩む道すべてが光に満ちあふれる。

《世の中を 暗い暗いと嘆くより 
自ら光って 世の中照らそう》

『明るさとは、陽気で社交的、冗談も上手な人が、
ここで言う明るい人なのではありません。
人々を慈しみ、希望や展望を与える人です。
そこまでできなくても、「不平不満」「愚痴」「泣きごと」
「悪口」「文句」の五つを口にしない人のことです』

未来を明るく語れる人は、明るい人。
未来を暗く語る人は、暗い人。
どちらの人が魅力的なのかは言うまでもない。

明るい人は、人に希望の灯をともすことができる。
自ら光って、明るく、楽しい人になろう。
天台の言葉「一隅を照らす」も、これですね。

エンジンオイル、OEM仲間の経営塾より

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