ずば抜けた結果の投資のプロだけが気づいていること

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苦瓜達郎

この世の中には「市場規模が小さく、世界中で何百人、
あるいは何千人だけがやっていればいいけれど、
確実に必要とされているビジネス」が無数にある

じつは市場には、こういった地味だけれど
高収益体質の企業がいくつもあり、
本書は、こうした有望企業選びができるように
工夫されています。

投資で考えるのは、「いつ」ではなく「いくら」か

PBRについては、「解散価値」というものに
どれほどのリアリティがあるのか疑問があります。
実際に企業が解散する事態はまれだからです

PERを重視するほうが、よりおもしろく
楽しみのある投資ができる

私が独自に算出している企業の「基準株価」は、
今期予想利益の15倍程度が目安となります。
15倍というのは、「高成長企業ではないものの伸びしろはあり、
さほど大きなリスクがない安定成長銘柄」の場合です。
かなり堅調な成長が見込める場合なら
10倍台後半程度で計算することもありますが、
通常は高くても20倍程度までです

一般に、中小型株は発行済株式数が大型株より少なく、
相対的に流動性が低い傾向があります。
売買が少なめということは、
ちょっとでも市場で注目が集まると、
大きく値上がりしたり値下がりしたりしやすいということ

なぜ沿革を重視するのかというと、
企業の今ある姿というのは絶対的なものではなく、
「一時点の姿」でしかないからです

丁寧に聞くのは、その会社にとってターニングポイントになった出来事です

人間の性格が急には変わらないのと同様、
企業の「性格」も、そう簡単に変わるものではありません

かなり評価が下がるのは、過去の失敗談を語りたがらないケース

激戦区を才覚でもって生き残っている経営者というのは、
一般に高く評価されがちで、株価が割高になることが多い

「残念な仕組みがまかり通っているときに、
もう少しまともな仕組みが登場したら、
それはいいものだ」というのが私の考えです

成長が見込める分野に、きちんと投資しているかどうか

勝負事では「割り切る」ことが重要

個人投資家が株式投資で勝つには、
株式市場がボロボロになったときに買い、
そのまま気絶したようにそのことを忘れてしまうのが、
「王道」です。
これを私は「気絶投資法」と読んでいます。

エンジンオイル、OEM仲間の経営塾より

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