バクノビ

Pocket

坪田信貴
『学年ビリのギャルが1年で偏差値を40上げて
慶應大学に現役合格した話』の著者

子どもが勉強嫌いになったり、自信をなくしたり、
無力感を感じたりするのは、
すべて親のコミュニケーションがまずいから。

子どもが「イヤがること」は、
「10秒でいいからやってみよう」と働きかけましょう。
スタートしてから軌道に乗るまでのハードルは
とにかく低く、小刻みにしてください

親や指導者は、子どもの一挙一動に好奇心を持つことです。
少しでも何か変化はないでしょうか。
その一挙一動に、子どもなりのどんな工夫や思いやり、
善意がひそんでいるでしょうか。
それらに気付けたら、それを口にして伝えることです

あなたの「主観」を伝えるのではなく、
「その子がどう思っているのか」という
「相手の主観」をまず聞くのです。
すると、子どもの改善を促すのに最適な答えを
見つけやすくなります

人間の不平不満やグチの根本は、
自分が弱者であることによる嫉妬やうらみつらみです。
そうした不満やグチを言ってくる相手(お子さん)の話は、
心の中で抱きしめながら聞きましょう。
明るい表情で、ときに笑いをまじえながらも、
全面的に肯定し、
暗に「乗り越えろ」というメッセージも送りましょう

「素直さ」は固定的な「その人の性格」ではありません。
相手によって変わるものなのです

ケアレスミスが多いと言われる人は、
「手順の固定化」ができていない

もし「“自分はやってない”けれど、“お前は勉強しろ”」と
言うのなら、
それは「このゲームはクソゲーだけど、お前は最後までやれ」
と言っているのとたいして変わりません。
自分がその面白さに心底惚れ込んだものを、
子どもにプレゼンするほうが良いのです

「苦手」と思うと避けたくなるけど、
一番伸び率が見込める教科だと思えば、
ちょっとは「やろうかな」と思えるかもしれません

今のあなたの努力は何流ぐらいだと思いますか? 
その結果、何流の人生になりそうかを考えてみると良いでしょう

勉強でもビジネスでも大切なのは、
「グー・チョキ・パー」だと覚えましょう。
まず、1つのことに集中しましょう(グー)。
その分野で一番(あるいは上位10%)になったら、
2つのことをやり始めましょう(チョキ)。
それで成功したら、どんどん多角化していきます(パー)

「学ぶ」=「マネぶ」には、
「先行オーガナイザー」が有効です。
たとえば、英語圏の学生に仏教を学んでもらう際に、
まず「キリスト教」のことを思い出してもらってから、
「キリスト教のイエスにあたる人が、
(内実はかなり違うとはいえ)
仏教の開祖である仏陀です」と伝えると、
学習がしやすくなります

エンジンオイル、OEM仲間の経営塾より

Pocket