『人生100年時代のお金の不安がなくなる話』

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竹中平蔵、出口治明

高齢化社会が本格的に到来、
低金利でかつ年金もどうなるか分からない時代……。

1億円貯めれば一生金利で食っていける、
という時代はすっかり過去のものとなりました。

かつては、セミリアイア、プチリタイアなどのブームも
ありましたが、
これからのトレンドは、一生健康で働き続ける、というもの。

人生の在り方を考える上で必ずといってよいほど
引用される名著に、アランの『幸福論』があります。
彼は言います。
「悲観は気分である。しかし楽観は意志である」と
(竹中)

おもしろい統計があって、日本のGDPに対する
現金の比率は20年前には8%だったのに、
今は20%近くまで増えているんです。
こんな国は他にありません。
多くの国でキャッシュレスが進んでいる一方で
日本はまだキャッシュ決済に依存しています。
「日本は現金を持っていても安全な国だから」と
言っている人がいましたが、金融は情報であり、
モバイル決済をするということは
ビッグデータが溜まるということで、そこに大きな意味がある
(竹中)

歴史を見ているとよく分かるのですが、
一度栄えた国や社会が滅んでいくのは、
時間との競争に負けたからです
(出口)

産業革命によって「会社」の概念が変わりました、。
会社のはじまりは、17世紀の東インド会社ですが、
それまで一度航海するたびに利益を分け合って、
そのたびに解散していた。
つまり、1航海ずつ解散するのが会社だったわけです
(竹中)

若い人たちは、
「自分たちが高齢者を支えなければいけない」と
考えるかもしれませんが、
年齢フリーの社会を創り、みんながみんなを支える、
つまり、「僕は70歳まで、私は75歳まで」というように、
年齢フリーで働いて、働けなくなったら
年金をもらうようにすれば、
そんなに心配はいらないと思います
(出口)

マイナンバーで所得と資産を管理して、
金銭的に余裕があって年金なしでもやっていける高齢者には
年金を辞退してもらう。
そうすれば、本当に必要な方には
もう少し手厚く給付することができます
(竹中)

これからは高齢者が増えるのですから、
マーケティングも高齢者が
行なえばいいですよね
(竹中)

自分の人生を大事にするためにはお金は使い切った方がいい
(出口)

「自分が何をしたいか」が決まれば、
有限のお金と、有限の命の使い方を
前向きに考えることができるはず
(竹中)

兼業に限らず、やりたいことはすべてやってみればいい
(出口)

明治時代から、日本は「上」から変わってきました。
健全に日本を変えていくには、
もっと政策のことを語れる人が必要だと思います
(竹中)

ずっと健康で働くこと、お金は使い切って死ぬこと、
咲ける場所を探せというメッセージ…。

エンジンオイル、OEM仲間の経営塾より

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