『ポジティブ・チェンジ』

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メンタリストDaiGo

ポジティブ・チェンジの第一歩として、
「変わるための鉄則」を説明します。

ルール1. 頭はいらない
ルール2. 根拠はいらない
ルール3. 希望はいらない

ルール1. 頭はいらない
まずは、「自分を変えるにはどうしたらいいのか」と
考えることをやめてください。

考えることは変化を妨げます。
行動して自分を変えたくない。
だから考えるし、思い悩むのです。

考えることで行動を先延ばしする、そして結局は行動しない。
だから変われない、ということです。

この、「頭はいらない」をもう少し具体的なイメージで
説明してみると、「準備はいらない」ということです。

起業家や経営者を見ていてわかるのは、
成功する人たちはだいたい「見切り発車」します。

つまり、行動してから準備をする。
あるいは、行動しながら準備をします。

ルール2. 根拠はいらない
理由があるから変われないのではありません。

変わりたくないから、変われないのです。

変わることによって不安を抱えたり、
変わるために努力をしなければいけなかったり、
ということがイヤなので回避したい。

でも「俺はこのままでいい」というのは
プライドが許さないから、
「変わりたくても変われない理由」を後付けしているだけ。

「怖いし、不安だから変わるための行動が取れない」という
人は、変わりたくないから、「怖い」「不安」といった感情を
使用している、ということになります。

本当に自分を変えたいなら、他人と比べた時点でアウトです。

なぜなら、他人と自分を比べる人は、
自分を変えようとするのではなく、
他人になろうとしているからです。

自分を変えるためには、自分の過去を見つめて、
それをいかに使うかを考えなければいけません。
つまり、自分にしかない武器をいかに使うか、が勝負なのです。

そこで、自分にないものを他人の中に見て、
それを羨むのは無駄でしょう。
ないものを求めるのではなく、
あるものをどう使うかが大事なのです。

ルール3. 希望はいらない
行動が希望を作り出す、行動そのものが希望である
というのは、決して精神論ではありません。

私は、不安や恐れ、悲しみなどネガティブな感情が
湧いてきたら、とりあえず何かをすることにしています。
つまり、落ち込みそうになったら行動し、
その行動に没頭するのです。

つらい状況、絶望しそうな状況だからこそ行動する。
すると、すべてのネガティブな感情を消し去ってくれる。
このことは、心理学的にはフローという概念で説明できます。

このように説明すると、行動し、変わるために
希望が必要なわけではない、ということを、
改めて納得していただけるのではないでしょうか。

いかに行動することが大事かがおわかりいただけたでしょうか。
そして、希望がないから行動できない、
という考え方の愚かさも理解できると思います。

行動の前に希望はいらない。
まずは行動、なのです。

エンジンオイル、OEM仲間の経営塾より

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