『女たちの人生を変えた奇跡の料理教室』

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キャスリーン・フリン

料理を通じた自己啓発「よく聞かれます。“調理の資格で何ができるんですか?”って。でもね、調理学校を卒業したからといって、自分を縛る必要はありません。どこに行ったっていいんだし、何をやってもいいんです」私は続けた。

「あなたの人生を決めるのは、情熱と想像力です。可能性に対しては常にオープンでいましょう。型にはまった仕事でなくてもいいじゃないですか。レストランやキッチンに関係なくても、それがどうしたっていうの」これだけは忘れないでください。
人生はとても短いんです。あなたが思うよりも、ずっと周りの期待に応えることだけに集中してはダメ
調理できなければ、財政面にしか興味のない企業の製品に頼ることしかできなくなる

何十年にもおよぶ巧みなマーケティング戦略が、簡単なソースさえ作る技術が自分にはないと思い込む女性を作り上げたのだ
使い心地のよい包丁は、もっと刻んでみようって気持ちにさせてくれるから。料理をしようという気持ちにも繋がりますよね。ここが大切なところなのです
味覚を信じて、自分を信じて調理をすべて終えたあとで味を直すのは、時すでに遅しというケースがほとんどなのだ

消費者はひとつのブランドに固執するか、最も安いものを買う選択はするけれど、複数のブランドを味見しようと考える人、あるいは、次々と試してみる人は稀なのだ
塩をボトルに入れて振ると、見えないでしょ? どれぐらい入れたのか分からなくなってしまう。でも、小さな皿に入れておけば、まさに“ひとつまみ”が分かる

消費者が意識を変えれば、与えられる製品の種類は変わっていく
丸鶏からはじめれば、とても大切なことが理解できると思う。それは、かつてこの肉は生き物だったということ。それを知ることで、ほとんどの人が食材としての肉を無駄にできなくなるから
ミニマルに生きること、企業の言いなりにならないこと、小さなできることを積み上げることで自信を持つこと…。

エンジンオイル、OEM仲間の経営塾より

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