『マイクロソフト伝説マネジャーのプレゼン術』

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澤円

〇プレゼン3つのゴール
1.聴いた人がハッピーになる
2.聴いた人から行動(決断)を引き出す
3.聴いた内容を他人に言いふらしたくなる

「相手から引き出したい行動」は明確になっているか?聞く人が「自分事」として受け止めてくれるような話をする(一般論に終始しない)
ある商品の営業をしている人のプレゼンというのは「商品の価値」を伝えるためにやっているのではなく、相手にとっての「ハッピーな未来」を伝えることが重要であり、相手から行動を引き出すことを目指しています

優れたプレゼンには「心に残る核」が含まれているITプロ向けのプレゼンでは「クリエイト トゥモロー」という核で話を展開しました。日々、縁の下の力持ちとして仕事をしているIT担当の人たちに「あなたたちは明日を作る仕事をしているんだ」というマインドを持って欲しかったからです。それが私が「持ち帰って欲しい核」だったのです

「簡単に」を「少ないステップで……」「ワンクリックで……」「この画面だけで……」などの表現に置き換えるだけで、より「簡単さ」が伝わりやすくなるはず

最大のコツは「あるあるを集めて、否定する」
インタビューによって「生の声」を集める97% 
200日まず九七%というのは、何かしらのサイバー攻撃によって「侵入されている企業」のパーセンテージです。97%の企業がすでに侵入されているって、すごい数字だと思いませんか。みなさん、安心してください。みなさんの会社もすでに侵入されていますから。こう言うと会場がどっとウケます。

やはり97%という具体的な数字にかなりのインパクトがあるわけです。もう一つの200日というのは、サイバー攻撃が始まってから発覚するまでの平均日数。つまり「会社のネットワークがハッキングされた!」「たいへんなことになった!」と社内で大騒ぎになる200日前には、すでに攻撃がはじまっているということです。というわけで、世の中には二種類の企業が存在します。
一つは「すでにハッキングされている企業」。
そしてもう一つは「ハッキングされていることに気づいていない企業」です。

これは私が勝手に言っているのではなく、FBIの長官がそう言ってるんですよ聴衆は「意外性のある数字」が大好き「共感型ストーリー」と「脅迫型ストーリー」の両方を盛り込む

エンジンオイル、OEM仲間の経営塾より

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