なんと、企業子宝率

Pocket

大企業は福利厚生が充実している為に子育てがしやすいと思われがちだが、実際は逆。多くの中小企業には制度は無くても、子育てがしやすい風土がある。この風土を数値化したのが企業子宝率だ。

子宝率を見る。
都市部の大企業は子供が生まれにくく、地方の中小企業ほど子供が生まれやすい。
中小企業は社員一人一人の存在が大きく、特に地方では人手の確保が難しい。経営者は、社員に辞められるよりも、休まれた方が好いと考える。だから、子育てや病気に直面した社員が離職しないようにサポートする知恵が昔からあった。

大企業は社員が多いため、一人一人が歯車の一つになってしまう。代わりが、すぐに見つかるため、女性は子育てで離職する人が多い。
男性は、休むと昇進が遅くなったり職場に居づらくなるのを心配して休めない。充実しているイメージが強い福利厚生も、制度が使われないままになっている場合が多い。

実際の合計特殊出生率が地方ほど高く、都市部ほど低いのもうなづける。子宝率が高い企業は独身社員の満足度も高く、社員の離職率が低い。子育てがしやすいだけでなく、介護や病気など他の生活リスクが生じても継続して就労しやすいのである。

エンジンオイル、OEM仲間の経営塾より

Pocket