『信頼の原則 最高の組織をつくる』

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ジョエル・ピーターソン、デイビッド・A・カプラン

・信頼が成立するには、「人格」「能力」「権限」の3つの条件が満たされなければならない
・信頼には「相互的信頼」「代理的信頼」「擬似的信頼」の3つがある
・信頼には裏切りがつきものである完全に裏切りを防ぐことはできないが、信頼をマネジメントし、リスクを最小化することはできる。

卓越した企業を築こうとするとき、リーダーの仕事は単独で登頂を目指すことではない。部下たちが、自分たちだけでは到達できない頂上に立つのを助けるのがリーダーの仕事だ
信頼の核となる意味は、一定の権限を進んで他者にゆだねるということ

〇信頼の3条件「人格」とは、信頼する相手があなたの利益を自分のことのように大切にしてくれること
「能力」とは、信頼する相手があなたの利益を最大限に実現するための知性・能力・教育を身につけていること
「権限」とは、信頼する相手が約束を守れるだけの権限を委譲されていること

裏切りにできるだけ遭わないようにする方法
・信頼の3条件(人格・能力・権限)のすべてが満たされているかどうか確かめる
・信頼の種類(相互的、代理的、擬似的信頼)を見極めて、擬似的信頼なら裏切りは時間の問題と覚悟する
・「信頼の原則」に則って信頼の文化を築き上げる

〇誠実さの3条件
1.言葉と行動を一致させる
2.守れない約束はしない
3.周囲の意見を聞いて軌道修正をする

〇尊敬を生み出す環境づくりの4つのポイント
1.尊敬のための「投資」をする
2.その場にいない人にこそ尊敬を示す
3.議論や反論を避けない
4.失礼な態度はすぐに改めさせる

〇権限委譲で部下の実力を引き出す6つの方法
1.新しい仕事に挑戦させる 
2.行動に移させる
3.前例に縛られない 
4.失敗を覚悟する
5.心配性を追い払う 
6.説明責任をセットにする会

社の目標が更新されなければ、仕事に熱心になれなくなる

〇コミュニケーションを信頼につなげる4原則
1.悪いニュースも公表する
2.一言の愚痴ももらさない
3.ボディランゲージや雰囲気に気をくばる
4.チームの価値観と矛盾しない予算配分をする

エンジンオイル、OEM仲間の経営塾より

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