『決断するコツ』

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〇哲学者・三木清
「行動することによって、人は、自分がどの程度の人間か知ることができる」何かを行えば、必ず結果が出ます。仕事の実績が出ます。告白した相手から返事がきます。受験の合格発表が出ます。いい結果が出れば、何も思い悩むことはありません。自分自身に自身を持てます。
しかし、悪い結果が出ることもあるのです。仕事は失敗し、告白した相手からは断られ、受験には落ちてしまうかもしれません。そのような結果が出れば、自分が魅力のない人間であること、自分は欠点がある人間であることを否応なく知らされます。
しかし、そんな悪い結果が出ることを恐れて何もしないでいたら、いつまでも自分がどの程度の人間かを知ることはできません。覚悟を決めて行動し、自分がどの程度の人間かを知った方がいい。
しかし、もし悪い結果が出ても気に病むことはない。そこから少しずつ自分を成長させていく努力をしていけばいい。何も行動せず、自分がどの程度の人間か知らない人は、いつまでも成長することができない。そのほうがむしろ愚かなことなのだ。

〇フランスの経済学者、実業家・ジャン・パティスト・セイ
「平凡で、何もできない人間の特徴は、《決断できない》ということである」何事もやってみなければ分からない。頭で考えているだけでは何の結果も出ない。成功への過程とは、やっていくうちに間違えが見つかったらそれを修正する、その繰り返し。
「行動することによって自分の程度が分かる」行動して、その結果がうまくいけばいいが、悪くなることの方が多いのが現実だ。失敗した時に、自分の身の程が分かる。

エンジンオイル、OEM仲間の経営塾より

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