『斎藤一人 人生が全部うまくいく話』

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「プロとして一生懸命やらなくていい仕事、ありますかね」って聞かれたって、世界は広いんだから、「海の水もどこかで甘い所もあるでしょう?」って聞くのと同じ。
海の水は、どこでもしょっぱいんだよ。それは決まってるの、しょっぱいに。
だけど、「海の水でもね、天然の塩には甘味がありますね」ぐらいの凝ったことを言ってほしいんだよ、俺としては。それが、「仕事も打ち込めば、おもしろさが出ますね」ぐらいのと同じなんだよ。


仕事が辛くってって言うけれど、幸いに決まってるんだよ。辛くてやりたくねえから、こっちも金払っているんだよ。
楽しくてしょうがないんだったら、金もらいたいよ。金もらうっていうのは、辛くて大変に決まってるの。そんなのは当たり前なの。
そこに喜びを見出すの。


「仕事楽しいよ」って俺が言うと、実は遊んでいて楽しいんだと思っているんだよ。バカなこと言ってんじゃないよ。金もらうっていうのは、大変なんだよ。
よく、「毎日、面白くて楽しい」とか言うと、「お気楽でいいね」とか「ノーテンキな人はいいね」などと言われることがある。
しかし、ちょっと考えればわかるが、面白くて楽しいことばかりが、連続して毎日起きる人などこの世にいない。
一日の中にだって、嫌なことや、悲しいこと、つらいこともあるに決まっている。
しかし、どんな状況になっても、「そこに喜びを見いだす」ことが大事なんだ。
人生は、面白いこと、楽しいことを見つけるゲーム。そして、面白がって楽しく生きる人が勝つことになっているゲームなんだよ。

エンジンオイル、OEM仲間の経営塾より

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