『運の強化書』

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山崎拓巳

すごくいい情報を教えてもらったとき。あなたなら、どうしますか?「わぁ、こんないい情報、絶対ほかの人に教えたくない」「わぁ、こんないい情報、早くほかの人にも教えてあげないと」「独り占めしたい!」も「みんなでシェアしたい!」も、どちらの感情も持っているのが私たち人間というものです。

しかし、そこでいったん、
1. この情報は未来のどんな可能性を秘めているのか?
2. この情報は誰に有益か?誰に教えてあげると喜ぶか?と考えると、
「誰に」「どのように」これらの情報を伝えるといのかが明らかになります。

素敵な情報は、シェアするたびに幸せを増幅してくれます。「素敵」をみんなで分けると増大するのです。人脈も同じことがいえます。
独り占めすると廃れてしまいます。あなたにとってうまく使いこなせない人脈は、ある意味、宝の持ち腐れになるのです。

しかし、ある人にとっては知り合いたくてたまらない人だったりします。それらのご縁をつないでいく、情報や人間関係の「ハブ空港」に自分がなれたとしたら…。
「あなたからやってくる情報は、私にとっていつもワクワクを感じるものです」というポジションを手に入れてください。目の前の情報も、「自分にとってのメリット」をモノサシとして見るのではなく、「誰かにとってのメリット」をモノサシにすれば、無駄な情報がほとんどなくなります。

次に情報を発信する立場として物事を見てみましょう。
あなたが発する有益な情報。人のためになり、そしてシンプルかつ素敵な情報は「〇〇さんって素敵だ」という言葉です。

うわさ話や人の不幸話は蜜よりも甘いといいます。だけど、絶対にその魅惑におかされてないでください。うわさ話を好む人は自分のうわさ話にきっと潰されます。

それよりも、誰かの長所を讃える話を流布しましょう。巡り巡ってその誰かの耳に伝わるかもしれません。
「〇〇さんって素敵ね」「〇〇さんのひと言に救われた」「今、一番輝いているのは〇〇さんだね」「本当は、〇〇さんが一番あなたのことを心配してくれているのかも」
第三者からそうした情報を伝えられた方が、直接伝えられた時より影響が大きいのです。運のいい人はこの法則を上手に使っています。

〇齊藤一人
「知っていることを周りの人に教えなさい。それがこれからの時代、成功を呼び寄せます。教えないとどうなるか。自分の知っていることを 自分だけの秘密にして 抱え込んでいるような けち臭いことをしていると 豊かになるどころか、 必ず失敗します」
ケチくさい人は、出し惜しみする。自分の利を先に考えるのが習慣となっているからだ。だから、ケチくさい人からは、人が離れていく。ケチくさいことをしている人は、ケチくさいことを引き寄せる。運のいい人は、「気前がいい」し「おおらか」だ。独り占めせず、まわりを喜ばせることをする。

エンジンオイル、OEM仲間の経営塾より

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