『斎藤一人 大開運 人生を楽しむ仕組み』

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人っていうのは、なぜ失敗することの方が多いかっていうと、失敗から学べることが、すごく多いからなんだよね。その失敗を苦にして暗くなっちゃう人と、笑って話せる人がいるんだけど、失敗を笑って話せる人っていうのは、運が開けるよ。その失敗を乗り越えちゃってる人ってことだからね。

人の失敗談って、聞いてるほうも肩の荷が下りるし、聞くとけっこう楽しんだよね。なおかつ、その失敗を笑いながら聞いてるから、自分は失敗をしないですんだりするんだよね。
人間って、暗くなっちゃうのが一番よくないの。でも失敗を、イヤなこと、隠したいことって思って、つい暗いところに閉じ込めるんだよ。
そうすると、腐ってカビが生えるんだよ。

それをオープンにしちゃって、「いや~、俺、こういうバカなことしちゃってさ、若い時こうだったんだよ。こうやって失敗しちゃったんだよ」って、窓を開けて風を通してあげるんだよ。
そうすると、人ってね、「この人は大きい人だな」って思うんだよ。
「こういうことを冗談を入れて笑って話せちゃうんだ、すごいな」って。そうして、人の見る目も、変わってくるんだよ。
あとね、失敗を笑って話せるというのは、「この人の前でなら、自分の傷も明かしていいんだ」って思えるということ。

そうやって、いろんな失敗談をお互いにオープンに話せると、ものすごく楽しくなっちゃうし、いいコミュニケーションが生まれるよね。自分の失敗を隠したがる人って、失敗がいけないことだと思っているんだよ。
だけど、人は失敗するものなの。もし、失敗がなくて生きてきたという人がいたら、親の言うことを聞くか、世間の言うことを聞くかしてきたの。

自分で思い切ってやってきた人間っていうのは、最初っからは上手くいかないんだよ。
だけど、自分でやったんだから、それは「経験」であって「失敗」ではないんだよ。
「これをやってみたら、上手くいかなかった」っていうだけで、「じゃあ、次はこうやってやろう」「次はああやってみよう」ってなったら、それは「失敗」じゃないの。
「これは上手くいかない」ということが分かったってことなの。

エンジンオイル、OEM仲間の経営塾より

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