なぜ、この服は、こんなにも安いのか。労働コストの安いアジアの製造現場に足を踏み入れる。そこは、想像通りの搾取の現場だった。
ファストファッションを買う消費者の姿勢も見てみる。1度袖を通しただけで、タンスから2度と出してもらえない服は、大量のゴミとなる。こんな消費をするから、ファストファッションは繁栄する。
いくら製造ストが安くても、そこから派生する様々なコスト、社会的な問題は無視できない。購買意欲を起こすだけの安い服は、良い服を駆逐してしまう。
メーカーも、一人勝ちするために、自らコストダウンの罠にはまり、苦しんでいる。