「貧しくても、ハッピーなら怖くない」

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イーロン・マスク

スペースXの経営危機に際しては、持てる資産を、すべて吐き出して事業を続けた。その時、彼は妻のジャスティンに決意を伝えた。
「最後の1ドルまで、会社の為に使いたい。一文無しになってジャスティンの実家に間借りせざるを得なくなったら、それはそれで受け入れるさ。」

こうした覚悟は、ビジョンを諦めない気持ちと、貧しさを怖れない気持ちから来ている。最初に起業した時、マスクは本当に貧乏な生活を経験しているが、当時を振り返って、こう言う。
「凄く貧しかったのですが、それを怖れたりはしませんでした。なぜなら、貧しくても不幸ではなかったからです。貧しくてもハッピーであることは、リスクを取る際に、非常に大きな助けになります。」
ビジョンを実現させるためには、多額の資金が要る。かといって、お金を目的にしてしまうと素晴らしい製品を創りだす力が失われる。
マスクにとって、お金は手段であっても、最終目的にはならない。

エンジンオイル、OEM仲間の経営塾より

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