「ごちゃまぜ」で暮らそう

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雄谷良成
「Share金沢」では、障害者や高齢者、学生らがごちゃまぜになって暮らしている。人間が人間らしく生きること、それは多くの人と交わり、助け合いながら生きて行くことだ。それは障害者や高齢者も同じだ。
周囲の人と交わることで、笑顔が生まれ、元気になる。よく通ってくる認知症のおばあちゃんが、重度身体障害者の男性にゼリーを食べさせようとした。
男性は車いすで、首もほとんど動かせない。当然上手く行かずに、ゼリーは床に落ちてしまいました。しかし、毎日繰り返すうちにゼリーを食べさせれるようになった。どうしてかと観察すると、男性の首の可動域が、少し広がっていた。おばあちゃんの深夜徘徊も激減した。
私がゼリーを食べさせないと、彼が死んでしまう。そんな、やりがいが生まれ、早起きして施設に通うようになった。人と人が交わることで、素晴らしい化学反応が起きる。

エンジンオイル、OEM仲間の経営塾より

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