『GRIT 平凡でも一流になれる「やり抜く力」』

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リンダ・キャプラン・セイラー、ロビン・コヴァル

「みなさんは特別な存在ではありません。……少年サッカーでトロフィーをもらったかもしれません。七年生のときに優秀な成績を収めたかもしれません。恐竜のバーニーやミスター・ロジャースやシルビアおばさんがほめてくれたかもしれません。何かあるたびにお母さんが救世主になってくれたかもしれません。それでもあなたは特別な存在などではないのです」
(ウェルズリー・ハイスクール 英語教師デイビッド・マッカロー・ジュニアの言葉)

「エア・ジョーダン」がその後ハイスクールの二軍チームをあっと言わせ、最終的にマイケル・ジョーダンになることができたのは、きっとグリットのせいだ。史上最高のバスケットボール選手になるために何が必要だったか? 本人はこう語っている。
「私はこれまで9000本以上のシュートを外しています。負けた試合も300近くあります。ゲームを決めるシュートを託されたのに、外したのは26回。私の人生は失敗に次ぐ失敗のくり返しでした。だから成功できたのです」

「結果的に、アップルをクビになったのは私にとって、この上ない幸運でした。成功者であるという重苦しさの代わりに、初心者であるという身軽さを得ることができました。何もかも分からないことだらけです。おかげで人生で最もクリエイティブな時期をもう一度経験することができました」
(スティーブ・ジョブズ)

〇グリットの4つの要素
・度胸(Guts)
・復元力(Resilience)
・自発性(Initiative)
・執念(Tenacity)

「一生懸命働けば魂が救われます」「自分を哀れまなくてもすむの。なぜってそんな時間がないから」
(ウェンディーズ創業者デイブ・トーマスの祖母の言葉)

必要なのは、目標や願望に優先順位をつけること。達成しやすいものから、達成しにくいものへ、人生にとって大切なものから、あまり大切でないものへ
ワレンダにとって安全ネット無しでのパフォーマンスは、それがないとどうなるかを想起させる恐ろしい事実というよりも、自分は恐怖の感情を支配しているという、ある種の主張である
達成可能な目標を持つ人(返済できる見込みがある人)は、期限までに返済できる見込みがほとんどない人よりも、きちんと支払いをする確率が高かった
ハードワークそのものが幸福をもたらすと知って、たいていの人はびっくりする。
実際、幸福はめざして得られるものではなく、それは「無私の大義」に身を捧げたときにたまたま得られる副産物だと主張する人も多い。心理学者はこれを「幸福の逸脱」と呼ぶ

アメリカには日本の「ゆとり教育」に匹敵する「自尊心運動」というものがあったそうですが、やはり自尊心は自ら獲得していった方がいいようです。
「充実した人生、際立った人生、よき人生、それは自らつかみ取るものであり、よい子にしていたから、あるいはお母さんが注文してくれたから舞い込んでくるものではありません」という、
英語教師デイビッド・マッカロー・ジュニアの言葉は、多くの過保護な両親および教師に伝えてあげたいものです。

エンジンオイル、OEM仲間の経営塾より

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