『「運がよくなる人」と「運が悪くなる人」の習慣』

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横山信治

叱られて、「なにくそ!負けるものか!」と頑張る人もいれば、ふてくされて相手を恨む人もいる。どちらを選択するのも自由。でも、どちらを選択するほうが得か。当然、プラス思考をするほうが得に決まっている。

つまらないプライドや意地なんか捨ててしまおう。相手を憎んでも、結局そのつけは自分に返ってくる。

一卵性双生児の兄弟がいた。遺伝子も育った環境も同じ。片方は路上生活者になり、もう片方は大金持ちになった。路上生活者になぜそのような生活をしているか質問すると、「親父が大酒飲みだったため、自分もお酒で人生が狂った」と答えた。もう片方の大金持ちに同じ質問をした。「親父が大酒飲みだったため、自分は親父みたいになりたくないと頑張った」と答えた。

運の良い人とは、良い出来事ばかり起こる人ではない。起こった事象をプラスに変えることができる人のことを「運が良い人」と言う。それでは、具体的にプラスに変えるとはどういうことなのか。起こった事象に対し、良いこと、悪いことと判断してはいけない。

自分にふりかかったすべての事象について、自分にとって必要だから起こったと考える。何が起こっても、「自分の責任」「必要だから起こった」と考える癖をつけると、運気が上昇する。

逆に「誰々さんのせいでこんな目に遭っている」「なんで、何も悪いことをしていないのに、自分にこんなことが起こるのか」と考えると運気は下降する。

長い人生、良いことばかりではない。他人や環境を恨んでも、何も解決しない。何かのせいにすれば一時的には楽かもしれないが、自分の成長を止めてしまう。どんなことが起こっても、「自分にとって必要だから起こった」と受け止める癖をつけよう。この癖は将来、必ずあなたに幸せを運んできてくれる。

エンジンオイル、OEM仲間の経営塾より

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