10年後、君に仕事はあるのか?―未来を生きるための「雇われる力」

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藤原和博

3つのポイント1つめは、今の中・高校生が社会人になる2020年代の半ばには、多くの親が体験した「標準的な人生モデル」は追求できないということ。会社で正社員にはなれないかもしれないし、大手企業に入社したとしても一生そこで働くのは珍しくなる。

2つめは、言わずと知れたスマホと、それにつながったネット世界の広がり。いまの高校生は1998年以降の生まれになるが、グーグルも1998年生まれ。グーグル以前とグーグル以降は人種が違うと思ったほうがいい。この世代の若者は、人生の半分をネット上で暮らすことになる。

3つめは、人生の長さ(ライフスパン)が決定的に異なること。つまり医療が進み、平均寿命100年の時代に突入するということ。そして、 あらゆる面倒なことや手間のかかる仕事もロボットやAIがやる時代になる。すなわちこれからは、親とは全く違う価値観を持たなければ、生きていけない時代になったということ。だからこそ、新たな仕事を生み出すという「創造」をしなければ生き残れないし、楽しく生きることはできない。そのためには、まずは「行動あるのみ」。行動しなければ何も変わらない。

エンジンオイル、OEMの仲間の勉強塾より

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